『錬金1051話 町に手紙が来る』
『錬金1051話 町に手紙が来る』
魔王?
魔王って言ったな!
カエンが言ったのは北の魔王ミラーと。
えええ~魔王が出てくるんかい。
「魔王ですか!」
「北の魔王!」
「ストラマーベル、どうなんだ、カエンがいう魔王なのかい?」
ストラマーベルの返事に注目が集まる。
「北の魔王ミラーだ。俺が前に牢獄に入れた魔王だ。現在は元魔王だ。そいつがゲートと牢獄の外に出た。手紙には書いてある。俺が行く。みんは来なくていい」
「えええ~やっぱり魔王だった!」
「魔王が魔王を牢獄に入れるものなの?」
「そうよ、魔王はお互いに協定があるのでしょ。それで4つの大陸に別れているのでしょ」
俺もそう聞いている。
別れることで、争いにならないようにしていると。
でも魔族は何があるかはわからないから事情がありそうだ。
「西はストラマーベル、東はアサマノキングがいる。北にはミラーてことですか」
「元な。俺がある理由があってミラーを牢獄に入れた。そこで後で北の魔王は別に選ばれている。ミラーは元魔王となっている。俺が牢獄に入れたので、俺の問題だ。俺が片付ける」
「カエンは魔王ミラーを知っていたのね、会ったことあるとか」
「ファイアドラゴンと魔王、関係は興味深い、教えてよ。カエンはコメが食べたくてジャカラン国にいた。それは聞いてます」
「知りたい。コメとか食欲の話だったりして。カエンは胃袋で動くから」
「もう、モフルンには言われたくない!」
カエンの過去は部分的には聞いている。
コメが食いたくてジャカラン国に居た。
それから西の大陸にまで来たのもコメだった。
「どちらも同じだろ」
「「魔王!!」」
ストラマーベルから見たら同じだった。
「私は実はミラーを知っているの。コメ神様と出会う前に会っている。もちろん魔王の魔都の牢獄に入る前です。どうしてかと言うと、ミラーとは争いがあった。争いで何度も争った。北の魔王時代に」
カエンはミラーが現役の魔王時代に争いがあったという。
これは初めて聞く話だ。
こんな重要な話は黙っていた。
きっと話したくなかったかもだ。
東のジャカラン国にて争ったのかな。
「争った、戦ったのかい」
「戦った。どうしてもあいつは止めないといけない、、、ストラマーベルならわかるだろ、私がミラーと激突したのがなぜか。ミラーは私に取っては天敵です。だからストラマーベルと一緒に行きます!」




