『錬金105話 家に風呂を』
『錬金105話 家に風呂を』
3人はマッタリしていた。
ご飯はいつものと違い、白いご飯にした。
キノコは肉と炒めて、野菜も一緒に食べた。
味付けは、コショウと塩を使う。
塩は街で購入したもの。
さすがに塩が入ると、味付けは格段に美味くなるな!
「あらっ、肉とキノコが一緒ですね。そして味が!」
「うん、これは何なの、肉も違う味です!!」
「塩を使ったんだ。塩は使うと美味しいんだよ」
「美味しいです!」
3人とも塩味の炒めは、満足してくれたみたいで、良かった。
ご飯を食べたら、俺は少しして、お風呂もいいなと思い出した。
風呂は王都屋街にはある。
宿屋にも部屋にあるときもで、ターバンド国でも一般的だ。
俺は風呂は好きな方で、あればぜひとも入りたい派だ。
風呂が嫌いな、あまり好きではない人もいる。
そうだなぁ、お風呂を造るのもいいかな。
ただどうやって作るかだ。
木材は山にあるのでリアに断れば手に入るし、少しならトレントの素材もあったな。
お湯は出ないので、水から温めるしかないけど、水はスイが豊富に出せる。
火薬を使い、木材を燃やせば温められるかもな。
熱い源泉がないのだから、贅沢はいえないしな。
時間もあるので、お風呂を作るのをやってみようと思う。
みんなにも手伝いをしてもらおう!
「スイ、お風呂は知っているかい?」
「えっお風呂ですか、確か、街の宿に宿泊した時に入りました。熱い湯に入るのは、魔竜の時はなかった体験でした」
「そうだったな、お風呂に入ったか。モフルンは?」
「知ってはいるけど、自然に熱湯がでるのは聞いた。周辺にはないが、温泉が出る地域もあると聞く。とても熱い湯が岩場から湧き出ると聞いた。そしてとても気持ちいいらしいと」
「それは温泉だ。自然に出て、俺は温泉に入るのは好きなんだ。それで作りたいと思う」
モフルンはどこかで温泉を見たのかもな。
色々と移動してきたらしいから、その道にあっても不思議はない。
「ここに温泉を?」
「温泉は無理だと思う。自然に源泉がでないと難しいだろう。代わりに水をスイに出してもらい、水を温める方法なら、作れると思った」
「水を温めれば温泉みたいになるわけね。水なら任せて、いっぱい出します」
「お願いする」
スイには了解を得たので、いけそうです。




