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『錬金1034話 魔人ゲート視点 魔都の牢獄』

『錬金1034話 魔人ゲート視点 魔都の牢獄』


 声がデカい!

 警備に聞こえたら意味ないだろ!


「聞こえたかな?」


「もっと小さい声で」


「わかった小さい声で話す、ゲートの話に乗ろう。だが、それでは面白ろくない。魔都を単に脱出するのは面白くない」


「面白いとかの問題?」


「出るのが大事でしょ」


「いいえ、出るだけよりももっと面白くしたい。そもそも私がストラマーベルとトラブったのは、理由がある」


「知りたい、話せ。ストラマーベルとの関係を知りたい」


 そこは俺も知らない。

 ストラマーベルと何かあったとしかわからない。


「相当な理由がありそう。西の魔王ストラマーベルと北の魔王ミラーとの間に何があったのか、世界を揺るがす事件だったでしょう、聞きたい」


「私は当時は北の魔王だった。魔王ミラーとして君臨していたのだ。そして魔王とあると同時に私はある職についていたのだ、それが関わっている」


「職?」


「魔王て職につくもの?」


「普通は魔王だけでいいよね」


 職とはなんだ?

 俺には全く話が読めない。

 何を言い出すのか。


「わからないようだな、ならば教えてやろう、私は魔王とは別に会長をしている。それは反コメ同盟の会長である」


「反コメ同盟、なにそれ?」


「カナジョは知っいる?」


「初めて聞いた。そんな同盟あるのって感じですわ。名前からして農作物のコメてことでしょ、コメに反対している組織なのかな」


「カナジョよ、そのとおりだ。よくわかったな、素晴らしい答えだから、カナジョを同盟のメンバーに特別に登録してやる」


「登録いらない!」


「なんなんだ、その同盟は俺も知らないが」


「私が北の大陸で作った組織だ。私は人族が嫌いだ。魔族として当たり前。そして人族に一番人気のあるのがコメだ。コメは人族のシンボルでもある。だから人族のコメを絶滅させることを目的にしたのだ。人族を困らせてやろうって考えだ、素晴らしいでしょ、私の話に感動したろ、カナジョ、タイセイ?」


「するか!」


「コメは魔族も食うよ!」


「私は食わん!」


「食ってみろ、美味い」


「絶滅に食わないな。世界のコメ農地を全滅させるのが目的。そして私はストラマーベルにも言った。そしたら怒ったのだ」


 ストラマーベルが怒った?

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