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『錬金1033話 魔人ゲート視点 魔都の牢獄』

『錬金1033話 魔人ゲート視点 魔都の牢獄』


 

「あるのですか、でも牢獄から出るのは不可能と思われます。方法があるとは思えませんが」


 タイセイが俺に意見をした。

 普通はそう思う。

 タイセイだけではなくてカナジョだってそうだろう。

 魔都の常識ではストラマーベルが全てだからだ。

 ここからは警備がいるので小声で話す。


「いいか、小声で話すぞ。出る方法はある。牢獄は特別だ。牢獄の司令は全てストラマーベルがあってだ。ストラマーベルが正しい。よって逆らったりしたら、俺らも出る許可は出ないだろう。だが、俺はその常識を破れる。いや、俺だけは出来ると言っていい」


「本当ですか!」


「凄いですゲート様〜〜」


 とは言ったものの、断言は出来ない。

 必ず成功するとも限らないからだ。

 しかし問題はミラーだ。

 あの女の協力が絶対にいる。

 必須だ。


「だが、そこにはミラーが必須だ」


「ミラーが?」


「ミラーがなぜ必須なのです?」


「それはだな」


「ゲート、私の力が必要な理由を知りたい。教えなさいよ、答えが面白いなら協力してもいいのよ。面白いならね。つまならないなら却下だ」


「牢獄を出る。しかしここは魔都である。魔王ストラマーベルは現在は不在と思う。村にいる。しかし魔王がいなくても魔王軍がいる。幹部の魔王少女隊もいる。俺達はストラマーベルの幹部だった。だからどれだけの戦力かはわかる」


「たとえ牢獄から出ても、魔都からは出れないって言いたいのだな」


「そうだ。また牢獄に戻るようだ。だがミラーが加われば戦力的には決して負けないのではと考えたのだ。これにはミラーが俺が聞いていた魔王クラスの力があるのが前提だ」


 ミラーは北の大陸の魔王だった。

 元魔王とされる。

 その能力があるならストラマーベルにも匹敵する。

 ミラーが加われば魔都からも出れると考えた。


「ミラーとゲート様とで協力すれば魔都の魔王軍も蹴散らせます! なんとか魔都からは脱出だって出来る!」


「どうだい、ミラーよ。俺の話に乗るかい? 魔都から脱出だ」


 俺の考えているのを伝えた。

 これで話に乗るかはわからない。

 メリットがあるなら、乗るだろう。

 しかし話が面白ければとか言った。

 彼女がどう感じたたがな。


「あははははは、面白いぞ! ゲートよ面白い話だ。私は協力してやるぞ!」


「声がデカいよ! 警備に聞こえます!」

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