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『錬金1024話 商人に馬車を見せる』

『錬金1024話 商人に馬車を見せる』


 採掘だけをする冒険者もいるくらいだ。

 魔物とは戦いは避けて、金属の採掘だけをする。

 それでも、貴重な金属類を採掘したら、魔物と戦うよりも金になる場合もある。

 まあ、迷宮にはまだミスリルがありそうで、馬車を作る分は足りるだろう。


「ふふふ、町長はお金持ちなのです」


「ミスリルの町ですね」


「この馬車を俺は近くから遠くまで定期的に走らせたい。この町に観光客に来てもらうのが目的で」


「えええ、それは良いと思います。絶対に流行ります、商人の感が言ってます、確実に流行りますよ!」


「ありがとう、そう言ってくれると嬉しい」


 商人に相談したら、賛同してくれた。

 俺としては観光客が来るのを願っている。

 馬車が観光客を連れてくる架け橋だ。

 問題はどうやって馬車を走らせるかだ。

 俺には馬車を作れても、運用するノウハウがない。

 どうやって運行していいのか悩むところ。


「馬車を町にまで行く、そして観光客を乗せてくる。その人はどうするか考えているの、コメ神様は」


「考えているでしょ、作ったのだし」


「ご主人様は、先まで呼んでいます。そんなのは決めてますよ」


「俺は何も考えてない」


「考えてないのかい!」


「じゃあどうするの、作っても意味ないじゃん」


「考えろおおお!」


「商人さんは、いい考えはありますか。馬車を上手く利用する方法。フランツ様は方法はないそうです」


「、、、方法ですか、、、私に任せてもらえば、馬車を運行できます。いくつかの町とも知り合いはいますから、町と町を繋ぎましょう。人も用意できますし」


 スイが商人に提案すると、商人のネットワークを使って協力してくれると言う。

 ありがたいね。

 ぜひともそのネットワークを使わせてもらおう。


「ぜひともお願いする。馬車は現在作っている最中で、複数台を生産する」


「完成するまでには私が人脈を作っておきます。そうしたら馬車は開通できます」


「やったね!」


「これで観光客が来るわ」


「カエンの大浴場は忙しいわよ」


「そうね、ガンバる」


「頑張れ!」


「それと馬車を運行するための費用。人件費は全額こちらで払いますので心配はないです。観光客も運賃はなくていいです。無料にしましょう」

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