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『錬金1005話 勇者視点 町で魔王が待っている』

『錬金1005話 勇者視点 町で魔王が待っている』


「よおおおおおお、三賢者のグラーくん、そして勇者グラティアスか。ちょうど良かった。俺は待っていたのさ。君たちがくるのを。偶然だが」


 魔王アサマノキングが店内でテーブルにいた。

 横には女魔族が3人いる。

 行くときにも見た魔族だ。

 相当な面子だな。

 この4人で王都を攻め落とせる力はあるよな。


「嘘だろ、偶然だなんてよ。初めから俺たちの馬車が通るのを監視してたのだろ。前回あったときのように」


「あ、バレた」


「バレますよアサマノキング様」


「それで何が目的だよ。言えよ」


「まあまあグラー、落ち着きなさい。ちっとお茶でもお飲みなさい、ここに座ってさ。私がお茶を入れてあげます」


「要らん」


「断る。毒でも入ってそうだなクククク」


 女の魔族はお茶を持って来る。

 毒入りならお断りだ。

 飲むわけねえ。

 それで目的はなんだよ。


「えええ~せっかく私が入れたお茶飲まないの。残念」


「ブラーゼノーラのお茶美味しそうじゃないってさ」


「うううう悲しい」


「残念です、アサマノキング様。飲んでくれませんでした」


「残念だな。毒入りのお茶はさすがに飲まないだろう」


「毒入りかよ!」


「やっぱりかクククク」


 やっぱり毒入りだった。

 舐めただけで即死レベルレベルだろうよ。

 あぶねえな。

 ふざけてるな、こいつら。


「私は魔女子団カヴァティーナ。グラーに質問。西の大陸に行って帰ってきた。そうなると西では成功。目的は成功と考えます。てことはですよ、フランツを倒してきたのか、それを説明しなさい」


「なぜ魔女子団に説明する必要がある。ないだろ。そうか、行くときにその話は魔王らに話したのだったか。それで知ってたか」


「あります。説明しないなら、この町から出れません。ていうか、墓場になるかな」


「言うかよ」


 グラーに説明しろと。

 俺らが西に行って、フランツのいる辺境の領地に行くのは、魔王らは知っている。

 西に向かう途中で魔王アサマノキングと遭遇した。

 待っていたのだ。

 監視されていた。

 そして西に行く、フランツのことを話した。

 フェンリル族の神殿に行くのもだ。

 だがその時にアサマノキングもフランツを知っていた。

 こいつらはすでにフランツと魔竜と魔王ストラマーベルと戦っていたのだ。

 魔人ゲートと組んでいた。



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