『錬金1004話 勇者視点 町で魔王が待っている
『錬金1004話 勇者視点 町で魔王が待っている』
町に到着した。
時間的に、この町に今日は宿泊するだろう。
まだジャカラン国王都は先か。
三賢者のグラーが来た。
俺に声をかけてきて、
「この町で最後の宿泊だ」
「遠いなクククク」
「王都に着いたら国王に会う。目的は達成したという」
「ふふふ俺の評価はガチで上がるなクククク」
国王に会えば俺は絶賛されるのは確実。
もう間違いねえ。
さすが勇者だあああああ~~~となる。
俺が居なかったら、今頃は全員がフランツに負けていたのだ。
俺のおかげだぞ。
天才で最強の俺が勇気ある行動で神殿に入った。
そして覇者の剣を取ったのだぞ。
もう国の英雄でしょ俺。
それ以外ないでしょ。
あはははははは!
笑いが止まらないぜ~~~~!
その時に、声がした。
ドーーーンという大きな音。
何だ?
人が騒いでいる声もある。
俺は近くにいたグラーに聞く。
「何があったクククク」
「何があったかわからない」
「グラー、大変です!」
「どうした。町で何かあったか?」
そこへ仲間が来た。
グラーに伝える。
「ええ、それがヤバいのが町にいます。暴れてます。すでに仲間が何人かケガしました。相手は魔王アサマノキングとその仲間もいます!」
「アサマノキングだと! 俺も行く」
「グラティアスも来い!」
「行くさクククク」
話では魔王アサマノキングらしい。
なんで町に居たのか。
俺らが来るタイミングで待ってやがったか。
どちらにせよ、穏やかではないな。
グラーと一緒に向かう。
魔王アサマノキングは町の繁華街で暴れたらしい。
行くと、すでに仲間の炎術の弾のメンバーが数人倒れていた。
派手にやるな魔王め。
でもどこにも姿はないが。
「魔王はどこに」
「あの店にいます、グラー、アサマノキングです」
「聞いている。俺が行くさ。ふざけやがって。俺が切りつけてやるさ」
「俺も行くクククク」
近くの店に潜んでいるらしい。
出てこいよ、堂々と。
なぜ出てこないのだ。
店は飲食店だった。
扉は閉まっているが、中で待っている。
グラーが先に扉を開けた。
俺も店内へ。
店内は客はいなかった。
当然か。
下にある☆☆☆☆☆に
★応援してもらえると嬉しいです。
ランキングに入れるように頑張りたいです。




