『錬金1003話 勇者視点 町で魔王が待っている』
『錬金1003話 勇者視点 町で魔王が待っている』
「ねえグラティアス、タップとルーリンはどうしてるかしら。二人は別れて、あのままフランツの所に行ったでしょ」
「町になったらしいな。村から町か。大きさを拡大していると。どうかな、国王に報告したら良い顔はしない。それに軍師は怒るな、クククク」
「そもそも王都に返してくれるかわからないよ。返さないかもよ」
「だから私達と来れば良かったのに。でもタップはギルトマスターの肩書がある、ルーリンは団長が国を捨てて東の国に行けるかと」
「町に行ったんだったな。俺にはもう関係ないさ。ターバンド国はどうでもいい。今はジャカラン国の方が魅力がある。俺を罵倒する軍師が嫌いだしな、クククク」
タップはフランツの町に行っても、なにも出来やしない。
あいつは初めて行くと思うが、住人のメンバーを見て驚くさ。
行かない方が良かったのだ。
バカだな。
あれで元最高の冒険者だったと言っているが疑わしいものだ。
それで俺たちは向かっているのは、東の大陸。
西のターバンド国やらフランツらとは離れる。
そして現在は馬車で移動中だ。
遠いので途中で何回か町で宿泊もする。
空腹は何とかなった。
最初の町で直ぐに食事を取った。
空腹で死にそうだったし、助かった。
「でも空腹で死にかけた。フィーネルの回復薬魔法しかなかった。クククク」
「そうよ、みんな私に感謝することよ」
「してます」
「俺もなクククク」
「タップが竜巻で衝突して迷路の谷から脱出できたのはラッキーでした」
「偶然とはいえタップを初めて褒めちゃったもの」
「今までタップと会って嬉しかった過去なかった。谷から脱失させてくたよ」
「まあ、偶然だけどな、竜巻が来たのは。でも竜巻は王都から来たのだ。ルーリンも言ってきた。アイスドラゴンのスイがやったスキルだ。それを考えるとゾッとするクククク」
常識で考えても王都から辺境の谷までハンパなく遠い。
それでも竜巻が消えずに辺境の谷まで届くておかしいだろう。
タップも良く生きていたな。
死んでもおかしくないレベルだ。
「言えてる、スイは化け物だな」
「前に王都でルーリンが竜巻で飛んで来た。王都の城壁で激突して止まった。あれでしょ。ルーリンは二回目てことね、かわいそうに」
「最悪だわ」
「俺には勝てないがな、今の俺は世界最強になったからだ、クククク」
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