『錬金1001話 コーヒーを飲む』
『錬金1001話 コーヒーを飲む』
フライパンから黒くなった豆を取る。
ここからはさらにわからなくなる。
ペットボトルのコーヒーとインスタントコーヒーしか知らないからだ。
熱湯を注いで作るコーヒーはやった経験はほぼない。
たぶん一回あるくらいだ。
それはドリップ式で熱湯を粉に注いでできるもの。
現在はまだ豆だ。
この豆を挽くのだろう。
しかし挽くにしても道具が必要で、ここにはないです。
道具を作るしかないと気づく。
コーヒーミルがいる。
イメージでは豆を粉にすればいいのだろうと単純。
使ったことはないが、見たことはある程度の知識。
「今度はここから豆を粉にする。道具はないので作る」
「作るのか。色々と作業が多いな」
「コーヒーは大変だ」
「作ってみてよ」
ミスリル製で作る。
豆を入れてハンドルを回していき、豆が自動で挽かれて粉になる形だ。
ぐりぐりとハンドルを回転させて粉にする仕組みに錬金する。
錬金なので形は自在だ。
何とか錬金してみた。
コールミルの形にはなったと思う。
問題はこれがしかっりと粉に出来るかです。
ハードル高いな。
今までの農作物は作って終わりだった。
あとは、料理すればいい。
楽ではあったが、この面倒くさいのは最大のハードル高い。
「なにこれ」
「ミスリルミルだ」
「ミスリルミル」
「面白い形している。ハンドルがついている道具ですね」
「このハンドルを回すのかな」
「ここに豆を入れるんだ、回してみて」
さっそく試す。
完成したミルに黒い豆を入れた。
モフルンが回す。
ハンドルを軽く回転させる。
豆は挽かれて粉になっていった。
黒い粉だ。
良い感じだな!
「粉が出来てます!」
「黒いです」
「間違ってすのと違う?」
「失敗か?」
「成功だ」
「これで成功ですか」
「飲めるん?」
「まだだ。まだ飲めない」
みんなはさすがにじれったくなってる感じ。
いい加減に飲みたいという感じだ。
本当に道具から錬金していくのは苦労する。
時間もかかった。
粉はモフルンが回転させてできた。
粉を集めると、コーヒーの香りがする。
「でも粉はいい香りがする」
「うん、なんだろう、この香りは焦げたのに似た匂いです」
「これがコーヒーの香りさ。コーヒー好きにはこの香りがたまらないという」
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