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『錬金1000話 コーヒーを飲む』

『錬金1000話 コーヒーを飲む』


「でもさ、私がフランツ様と王都に行った時に見た実とは違う。あれは見た時は真っ黒だったもん」


「色が違うらしいよ」


「俺も思った」


「失敗したのか。初めて失敗した」


「失敗したのと違うと思う。俺が思っているのは、豆に火を通すと色が黒くなるのと考えているんだ」


 たぶんな。


「フランツも知らないで栽培したの?」


「うん」


「よく木になったよ、そんなんで。普通は木が成育するのに何年もかかるでしょ。フランツはめちゃくちゃなところある」


「めちゃくちゃでも収穫はできた。後は豆を家に持って帰る。それからコーヒーを作り、飲むまではする」


 メヌエットにお願いしても、う少し収穫してもらった。

 収穫は上手だった。

 ミスリルロングハサミの使いたも、上手い。

 楽にチョキチョキと切ったので、豆を確保できた。

 メヌエットには、もう十分にあると伝えて作業は終わり。

 農地から家に帰宅した。

 ここまでは第一段階だ。

 農地は木がなった。

 収穫もした。

 ここでいつもなら大喜びしている。

 しかしコーヒーは違う。

 この後も重要だ。

 豆から飲むまでに、第二段階があるからだ。

 このままでは飲めないのがコーヒーだ。

 家に帰り、コーヒー豆を置いた。


「この実でどうやって飲むの?」


「私が王都で飲んだコーヒーは、真っ黒い色の液体だった。めっちゃに苦かった」


「えええ~苦いのか」


「めっちゃな」


 スイは王都で飲んだ時のことを思い出して言ってる。

 苦い顔をしていたな。

 初めて飲んだら、そうなる。

 しかも砂糖もなしだった。


「俺が思うにはこの豆に火を通す。家のキッチンでやってみよう」


「炒めるのか」


「うん、フライパンがあるから、炒めるよ」


 家にも小さいがキッチンはある。

 食堂を作るまえは、このキッチンで料理をしていたので、ミスリルフライパンなどはある。

 フライパンを用意した。

 中に豆を入れて火で加熱をする。

 火はカエンにお願いする。

 カエンの炎で着火。

 フライパンの豆を熱した。

 熱していると、色が変わればいいが。


「色が黒くなればいいですね」


「ああ、でも黒くなってきてるわ!」


「黒いよ」


「色が変わった。成功だな」


 なんとか色が変わってくれたので成功としたい。



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[一言] 「(焙煎済み)コーヒー豆」=コーヒーの種(を焼いたもの)
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