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終末病  作者: 綴岐レス
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序章2.零れ落ちた何か

メンタルクリニック行くぞー

 本当によく眠れた、という朝には中々お目にかかる機会がなかったが、今朝の私は幸運だ。


まるでフィクションのように気分爽快な朝を迎えて、ベッドの上をゴロゴロする。


今日は何をどうしようか、仕事はまだ少しの間休みをもらっているし体調もいい、もう少し寝てしまってもいいか。


瞬間、何かが脳裏の片隅をかすめる。


そして次の瞬間に青ざめた。


私はなにかとんでもない、取り返しの付かないミスを犯したような気持ちに駆られるとすぐさまベッドから飛び起き、家の中のドアを手当たり次第に開けていく。


リビングに続くドア、トイレのドア、もう一つの洋室のドアを開けて、見えない何かを探すように、家の中を見渡していく。脱ぎ捨てられた服や雑誌で散らかったリビング、ちょっとした物置になっている洋室、少し狭いキッチン。









 異常はどこにも見当たらない。そもそもこの行動自体が意味不明だ。こんな症状は初めてだ。今度主治医の先生に相談してみようか、




 また薬を強くされては敵わないな。


でもなんだろう、この喪失感みたいな切なさは。

序章を分けたら後編が滅茶苦茶短くなってしまいました

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