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百万国(ひゃくまんごく)のハイランカー  作者: 野良犬K
第1章(ランカー編)
9/9

2位

シュウが指をさした方向にはPNSとでかでか書かれた自動販売機があった。


ユズトたちはその自動販売機の前まで移動する。


「PNM?」


「Power Nano Machineの略だよ」


「はぁ~」


ユズトにはそう言われても、いまいちピンと来なかった。


「とりあえず1セット5,000ポイントするから、2セットぐらい買っておいて!」


「買っておいてって、どこか行くんですか?」


「ちょっと用事を思い出してな。悪いが30分後にグリマーの大きな岩の前でまた会おう!」


シュウはそういってどこかへ行ってしまった。


(グリマーか……)


ユズトにとっては思い出したくもない場所である。


(あの時、もっと早く動いていれば……)


悔やんでも悔やみきれない思いが次から次へとあふれ出す。


ユズトは深く深呼吸し、シュウの言われた通り、自動販売機に10,000ポイントを入れて、よくわかっていないものを2セット購入した。


ユズトは出てきたものを手に取るとそれをまじまじと眺める。


出てきたのはリングのようなものであり、例えるなら、時計の部分がとてもメカニックな腕時計という感じだ。


そして、時計の部分には液晶画面が付いており、100パーセントという文字が表示されている。


また、4個のリングが束にまとめられて出てきたので、どうやら4個で1セットのようだった。


ユズトはそのリングを持って、戦闘用ショップを後にした。





ユズトは自室で時間が来るまで待機していた。


なぜなら、早く行ったところで危険生物に襲われる可能性があったからだ。


ユズトは今のうちに名前の表記を設定することにした。


(えーっと、これかな?)


選択した画面に名前を入力する欄が表示される。


ユズトはそこに内田柚人から、ユズトという名前に変更した。


(そういえば、シュウって何位なのかな?)


名前検索をかければ、その人が何位でどれだけのポイントを持っているか見ることができるらしい。


ユズトは検索欄にシュウという文字を打ち込む。


コンマ数秒後にはシュウの情報が表示された。


「!?」


ユズトはシュウの情報を見た瞬間に自分の目を疑った。




ランカー名:シュウ


ランク  :2位


ポイント :1,500,335









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