表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
異世界サバゲーマー  作者: Kanra
大決戦そして終結の地 日本へ
88/92

F‐4出撃

 ミーリャ、マリ、ジェーニは戦艦「長門」に乗り、斜影を追う。

 随伴艦は軽巡洋艦「酒匂」と僅かな海防艦。

 マリが千里薬で遥か彼方の海戦の様子を見た。

「矢矧が―。」

 矢矧がバラバラに砕けて沈む様子が見えたのだ。

「乗員は駆逐艦に移乗。しかし、かなりやられています。敵の竜騎士団も勢い止まらず。行きます。」

 マリが「酒匂」の方を見る。

「この船では、間に合いません。また、エンノシマ攻略のための空中騎兵隊は別のルートでエンノシマを目指しております故、今、竜騎士団を薙ぎ払いに行けるのは、あれだけです。」

「酒匂」にはF‐4ファントムが搭載されていた。

 F‐4を載せるため、突貫工事で甲板が整備された「酒匂」だがカタパルトから飛ばした事はない。

「ジェーニ様。お願いします。」

 ジェーニが肯いた。

「ミーリャ。」

「一つだけ条件を付ける。生きて帰って来なさい。魔道具が無くても、貴女達が生きて帰って来れば、それで良い。」

 艦長席に座るミーリャはそう言った。

 小型艇で酒匂に向かう二人を、艦橋から見送るミーリャは、艦長席に何かが刻まれているのに気が付いた。

「これは、リパブリック賛歌の歌詞?」


「酒匂」から強引に離陸したF‐4ファントムは、全力で斜影の居る艦隊を目指して飛ぶ。

 兵装は空対空ミサイル満載。機銃満載。

 しかし、竜騎士団をミサイルでロックオン出来るかが分らない。

 レーダーが何かを捉える。

 それは、竜騎士団が空中から行う魔法攻撃に反応しているらしく、数分間だけ写っては消えている。

 だが、これでこのF‐4で艦隊に追い付くことが出来ることと、ロックオンが出来る事も分かった。

「目標まで後20分ってとこか。」

 周囲を見ても、海と空が広がるだけ。

 敵艦隊の姿も無い。

 やがて、下方、雲の切れ間に船の航跡を見付けた。

 それこそは、斜影の乗る艦隊だった。

 竜騎士団に襲われ、空母から発艦した航空機も応戦しているが、苦戦している。

「大和」に向かって竜騎士が4人急降下する。

「AIM‐7全弾発射!」

 空対空ミサイルAIM‐7を発射。ミサイルは弓の如く、竜騎士を直撃した。

「機銃戦闘!」

 20ミリバルカン砲も火を吹いた。

 竜騎士が一人、また一人と堕ちて行く。

 下方を見ると、そこに軽巡洋艦「矢矧」の姿は無かった。

 だが、一瞬、斜影と目が合ったように感じた。

(分かった。こいつらの母艦、仕留める。)

 レーダーが、6人の竜騎士がこちらに向かって来るのを捉えた。

 その方へF‐4を向ける。

(AIM‐9では、沈められないとは思うけど、敵艦隊に何らかの損傷は与えられる。真上でも、側面でも直撃させられれば―。)

 竜騎士が目の前に来る。

「退いた退いた!異世界サバゲーマーと異世界自衛隊のお出ましよ!」

 機銃掃射。

 竜騎士は全滅だ。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ