表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
9/235

大人しくなった勇者にハーブティーを勧めて話を聞くこと一時間。だいたいの経緯がわかった。

曰わく、社会人一年目の五月病の最中に召喚された。最初は肉三昧に狂喜乱舞していたが、単調な味に飽きた。魔王を倒せば帰れるかもと言われて、毎日食べたいものをリストアップしながら耐えていた。倒してみたが帰れなかった。日本食の夢を見るようになった。目が覚めると余計に食べたくなる。

勇者お前食べ物だけか?

『熱々のカレーライスとかむしょうに食べたくなることあるでしょ?』

すがるような顔の勇者がビミョー。

「辛いのダメ」

キッパリ!

『カツ丼』

「胃がもたれそう」

『梅干し』

「酸っぱいの苦手」

『たくあん』

「漬け物は嫌い」

ここで勇者の腹がギュルギュルと鳴った。

「なんか食べる?」

『ヤッター!日本食だぁ!』

二十歳過ぎの大人が素で万歳なんかするな。この時点で既に私の中の勇者像は残念な人になってた。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ