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『しっかりして』

妹がロリ一号の肩を揺さぶって起こした。

『う………』

殴られた頭を抑えながらロリ一号が立ち上がる。

『頭を殴られ…って、大丈夫でしたか?』

『変な男たちの他に(雑魚)魔物も出たの』

「勇者様が(雑魚魔物を)やっつけて下さったの」

二人とも嘘は言ってない。

『……マリちゃん?』

何か言いたげな勇者を視線で制する。

『私を殴ったヤツは?』

『逃げちゃった』

私たちから。

「捕まえられなくてごめんなさい」

逃がす意味があったのでという言葉をつぐみながら、頭を下げた。

『こちらこそ、すいません。守るはずが真っ先にやられてしまって』

ロリ一号が私より深く頭を下げた。

『勇者様が来られるまで怖かったでしょう?』

「勇者様を信じてますから」

残念な人であるとな。


『私は護衛失格ですね。鍛え直して来ます』

家まで送ってくれた後で肩を落としてロリ一号がとぼとぼと帰っていった。

妹の貞操が心配だからお前二度と来るな!

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