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『しばらく北方に行きます』

来るなり勇者は宣言した。

「行ってらっしゃぁい。ケガに気をつけてね。もう帰って来なくていいよぉ」

これで元通りの静かな生活になるね。満面の笑顔を浮かべてしまった。

『マリちゃん、冷たい』

「なぜだ。行くことは決定なんだろ?」

『…王様のお願いです。北方の魔物退治』

「頑張って」

『………念のため1ヶ月分の〈カレーではない何か〉を持って行くんで調合手伝って』

ガッテン承知♪静かな生活のためなら喜んでぇ!

帰ってきたら食べたいから留守中〈カレーではない何か〉の更なる調合を頼まれたが、適当でいいだろ。

翌日、勇者は騎士団を連れて北方へ旅立った。王都民による壮大な見送りがあったらしいが当然行かない。

勇者お前は王都へ二度と戻って来るな!


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