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ありさん。

作者: 小池竜太

こんなものをかいてみました。

「おつかいにいってきてくれる?」そうおかあさまがいった。


 ぼくは、うんといって、おつかいにでる。

 おつかいがぼくはだいすき。おかあさまのこともだいすきだ。

 ぼくは、すこしはなれたスーパーにおかあさまにいわれたぎゅうにゅうをかいに、ひとりでいった。

 


 なぜぎゅうにゅうなのかというと、ぎゅうにゅうはおもいので、おかあさまにとってふたんなのだ。だからぼくがいく。




 おかあさま、いまごろなにをしているのだろう?



 ぎゅうにゅうをかいにいかなきゃ。でもそのまえに・・・・・ありさんのすをながめよう。

 ありさんは、いつもはたらいている。いつもはたらきものだ。ぼくはありさんがすきだ。




「ありさん、きょうもはたらいているね」

「ぼくらははたらきものさ。おにいちゃん、ぼくたちをいじめないで。」

「・・・・・」そういわれ、ぼくはこころぐるしいおもいがする。ぼくはよくありさんをいじめていたからだ。



 はんせいする。



 「ありさん、おもいものもてるの?」

「ぼくたち、おにいちゃんがきらいだ。はなしたくないの。」

「・・・・・・・」ぼくはすこしおこってしまった。



 ぎゅうにゅうをかいにいく。どうしてじぶんはありさんをいじめたのかをかんがえていた。


 どうして?ぼくはいじわるだった。いやだな。いじわるだなんて・・・・おとうさまにしられたらとてもおこられるだろう。それともあきられるかな?




 スーパーでぎゅうにゅうをかう。かっていえへとかえっていった。




 ぼくには、ともだちがいない。なぜいないのか・・・・ぼくはかつてともだちがたくさんいた。けれど、いつのまにかいなくなってしまった・・・・・



「やーいありさん。」そうぼくは、いいありをかんさつする。

「・・・・」ありさんはだまってはたらいている。



 ぼくはいっぴきありさんをころした。ころすのはいいとおもったのだ。


 ありさんのしたいには、なみだがひかっている。それをみるとぼくはむねがかきむしられるようにかなしかった。



 ぼくはとあるあめのひ、ありのすをあめからまもりにかさをもってむかった。


 これまでぼくのしてきたことはやるされたりはしない。それでもかさをもってむかった。



「・・・・」ありさんはだまってはたらいている。


 ぼくはひとこともくちをきかなかった。




「やーいありさん。」

そうぼくはいってありのすをかんさつする。ありさんは、すをでたりはいったりいそがしくはたらいている。



 ぼくは・・・・


「ぼくはどうしたらいいかな?」

「・・・・こども、おまえすこしまえとちがうようだね。」

「うん。」

「じゃあ、おまえもぼくたちのしごととおなじようにしょくりょうをさがしにいってくれないかい?」

「わかったよ!」

「むしのしがいとかがいいな」

ぼくは、そうしてきのみをみつけた。


「これどうかな?」

「まあいいだろう、えらいぞ、こども。」

「えへへ」



 ぼくはとてもうれしかった。




 またあめのひがやってきた。ぼくはかさをもって、ありさんのすにやってくる。



 「さむいね」

「だいじょうぶだよ」そうありさんがいう。

「おにいちゃん、ぼくおにいちゃんのいえへいってみたな」そういっぴきのありがいう。

 ぼくはうれしくなってそのありをいえへつれてかえった。




 いえで、そのかわいいいっぴきのありとぼくはよるじゅうかたりあった。




 やがてぼくもだんだんおとなになる。

 ありのすもだんだんありたちは、つかわなくなる。



 あるひがっこうで、めがねをかけたしょうねんがてんこうせいではいってきた。



「おにいちゃん・・・・」そういったとき、まえにどこかでみたようなきがした。


「えへへ、ぼくはにんげんになったんだ。またなかよくしよう。」



 つきひはながれて、きせつもかわっていく。ひとはかわれる。そうぼくはしんじている。

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