碧い眼の日本人 ―サーシャ、産まれは青葉市―
序章 和菓子コラム:どら焼き
名前:どら焼き(銅鑼焼き)
どのような菓子か:
小麦粉に卵、砂糖などを加えた生地を焼いて、中に小豆餡を挟んだ菓子。円形で平たい形状をしており、直径は通常8〜10cm程度。カステラのような風味の皮の間に、滑らかな小豆餡が詰められている。
逸話・蘊蓄:
どら焼きの名前の由来には諸説あるが、最も有名なのは銅鑼(どら)に似た形と色合いからという説。江戸時代末期に考案されたとされるが、現在の二枚の皮で餡を挟む形式は大正時代に東京・上野の菓子屋「うさぎや」で誕生したと言われている。また、水戸黄門こと徳川光圀がどら焼きを好んだという伝説も残る。昭和の時代には藤子・F・不二雄のマンガ「ドラえもん」の主人公が大好物とすることで、さらに人気が高まった。
詩歌との関係:
俳諧師・松尾芭蕉に関連する逸話がある。芭蕉が弟子の河合曾良に贈った句に「何ごとの おわすれたるや 鴻の声」(何か大切なことを忘れているようだ、雁の声を聞くと)というものがあり、これに対し曾良は「たしかなり 菓子は土産に どら焼」(確かに、お土産のどら焼きを忘れていました)と返したという。歴史的には疑問があるものの、古くからどら焼きが親しまれていたことを示す逸話として知られている。
名前:どら焼き(銅鑼焼き)
どのような菓子か:
小麦粉に卵、砂糖などを加えた生地を焼いて、中に小豆餡を挟んだ菓子。円形で平たい形状をしており、直径は通常8〜10cm程度。カステラのような風味の皮の間に、滑らかな小豆餡が詰められている。
逸話・蘊蓄:
どら焼きの名前の由来には諸説あるが、最も有名なのは銅鑼(どら)に似た形と色合いからという説。江戸時代末期に考案されたとされるが、現在の二枚の皮で餡を挟む形式は大正時代に東京・上野の菓子屋「うさぎや」で誕生したと言われている。また、水戸黄門こと徳川光圀がどら焼きを好んだという伝説も残る。昭和の時代には藤子・F・不二雄のマンガ「ドラえもん」の主人公が大好物とすることで、さらに人気が高まった。
詩歌との関係:
俳諧師・松尾芭蕉に関連する逸話がある。芭蕉が弟子の河合曾良に贈った句に「何ごとの おわすれたるや 鴻の声」(何か大切なことを忘れているようだ、雁の声を聞くと)というものがあり、これに対し曾良は「たしかなり 菓子は土産に どら焼」(確かに、お土産のどら焼きを忘れていました)と返したという。歴史的には疑問があるものの、古くからどら焼きが親しまれていたことを示す逸話として知られている。
序章 鏡の中の私
2025/04/13 22:49
第2章 和菓子と詩歌と私
2025/04/14 00:06