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詩❲恋愛❳

君を追って 君と追って

作者: 日浦海里

あいつ追ってる 君の視線と

いつも追ってた 僕の視線と


交わったとして 重なりはしない

同じようでいて 向き合いはしない


浮かべた笑顔 ただ眩しくて

形にならぬ 想い隠して


重ならないから 言葉を()わせる

君と向き合って 気持ちを合わせる


君のその手を 僕は手に取る

あいつに繋ぐ その為に取る


浮かべた笑顔の 意味は違っても

向けられた先は 望んでいたもの


向き合えぬはずの 君との視線と

あいつを見据える 僕との視線と


この一瞬は 重なっていて

この先はきっと 重ならずにいて

残っているのは温もりの記憶

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― 新着の感想 ―
せつないですね。 でも、こんな愛もあってもいいのかも。
対の言葉の工夫とリズム感が心地よく、読み進めさせていただきました。 届かない君に対する僕の想いが切なくて。 想いをつなげてあげちゃったりしながら、笑顔の下で半泣きの主人公が思い浮かびました。 読み取…
 望む意味ではない笑顔でも、向けられたことへの喜びと。悲しむ君より喜ぶ君をと、願う気持ちが切ないです。  これをきっかけに、なんて考えていないのでしょうけど。恋にはならずとも。いつかその優しさに、気…
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