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40年ぶりのプール日記  作者: 星田実の里
初心にかえって
2/3

空の巣症候群

蓉子は、とにかくヘロヘロになって、やっと家まで辿り着いた。

まさかこんなに疲れるとは、思ってもいなかったくらいの疲労感。

”年だなあ”と、実感せざるを得ない。悔しいけど。


まあ、最初っからハードルが高かったと言えば、そうかも知れなかった。

焦らず、ムリせず、だ。

そう自分に言い聞かせていた。


”大丈夫、蓉子、ダイジョウブ。”


これまでの自分の人生を振り返って見た。

二人の子ども達、何とか大学まで出させる為に、とにかく走り回っていたような気がする。

そして、いざ子ども達が大学を出て就職したら、自分のする事が無くなってしまったような気になってしまった。


こんなのを、世では「エンプティ症候群」とかいうのだろうけど。

いや、「燃え尽き症候群」か。


とにかく蓉子は、子育てに代わる何かを見つけたかった。



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