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40年ぶりのプール日記  作者: 星田実の里
初心にかえって
1/3

還暦前の挑戦!

蓉子は、約40年ぶりにプールに行った。

”昔も泳げたんだから、泳げるに決まってる”と、高を括っていたのが大間違いだった。

平泳ぎというよりは、カエル泳ぎに近い、自分の泳ぎ。


「でも、全然泳げないよりはマシだと思うわ。」


40年前と言うのは、実に高校三年の夏だ。

今は、58歳。

せめて10年前にしておけばよかったと、後悔してももう遅かった。


”水中で呼吸するって、こんなに難しかったっけ?”

ただただ、顔を上げながら、カエル泳ぎをしている自分にいささか幻滅した。


肺も老化しているに違いない。


ふと、そんな思いが過った。

クロールが出来ない。


実は、最近になって五十肩を病んだ。

それで、水泳をしたら少しは好くなるんじゃなかろうかと思ったことが、水泳再開のきっかけだ。

老体に鞭打ってしなければならないのだろうか。


「そんな、楽しくないのって嫌だわ!」


蓉子は、出来るだけ、楽しい気持ちで水泳がしたかった。





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