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小説の練習メモ  作者: 椿堂 もぐら
小説を書くときに意識すること
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キャラクターの種類

シナリオの基礎技術 新井一著


本書は、映画シナリオを作るときの基礎技術をまとめた本です。

私が小説の勉強に役立つと思ったものをピックアップしてお届けします。

 今回は、キャラクターの種類についてです。

 多くの本でキャラクターの役割が説明されていますので、参考のひとつにしてもらえれば十分でしょう。


 本書でのキャラクターは4種類あります。

  1.主役

  2.脇役

  3.ちょい役

  4.エキストラ


 以上、4種です。


 それぞれ簡単に説明しておきましょう。


1.主役

 解説不要ですね。物語の核となる人物です。

 問題・課題を解決する人物のこと。

 注意点として、必ず一人にしてください。

 ダブル主人公という言葉がありますが、そうだったとしても必ずどちらから一人を軸にする必要があります。

 そうしないと、読者がよんだときに感情移入しにくくなります。

 ようは、誰を軸に物語の世界に没入すべきかわからなくなるのです(無意識下で)。


2.脇役

 主役以外の主要キャラは全部脇役です。

 ライバルだろうとなんだろうと脇役です。

 原則として、主人公を引き立たせる役割を持ちます。

 主役の考え方・感情を刺激したり対立したりします。

 主役の考え方・感情を明確にするための役割ですね。同時に、ストーリーの進行に寄与します。


3.ちょい役

 シーンにどうしても必要な人物。

 病院の医者とか、交番の警察とかですね。

 ストーリーの進行に大きな影響は与えませんが、いないと不自然な人物です。

 セリフもありますが、考え方や性格などは極力表現してはいけません。

 脇役と明確な線引きをしましょう。

 また、基本的に名前は要りません。


4.エキストラ

 ちょい役との差は、セリフの有無です。

 ちょい役——セリフあり。

 エキストラ——セリフなし。


 病院の医者と話しているとき横にいる看護師、みたいな人物です。

 いてもいなくてもストーリーの進行に影響はない。ただ、いたらリアリティが増す。というイメージでよいでしょう。

 本書の中では“生きた背景”と表現されていました。



 キャラクターがどれに当てはまるのか、そして各キャラクターの役割は何かを強く意識して小説を書くと、読者にわかりやすいものが書けそうですね。



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