表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
10/35

達成

書きため分減らしながら更新してたけど、追いつかれたのでストック0。次からは3~4日の更新になると思います


赤黒い、ウサギとネズミ、スライムを倒した。

明らかに普通じゃない様子だったけど、とりあえずはひと安心だ。

逃げたと思ったけど、円盾の人は人を呼びに行ってたのかエルフの男性を連れていた。

もう少し早く来てくれれば楽だった。


「(お前は?)」

「???」

「(マーヤは、言葉がわからないんです)」


フリルがエルフに何か説明していた、その間に散らばった籠の中身を集めなおしとこう。


「(何?……あぁ、例の子か……、わかるか?)」

「???」

「(エルフ語もダメか)」


ちょっとしたハプニングはあったものの、籠からこぼれたナオリソウや他の薬草を拾うと、中にいれた。


「(まぁいい、撤収だ……閉門まで時間がないから急げよ)」


帰り道は、くる時よりも急いでいた。

なにか予定があるのかも知れないと、負けないようについていった。


「(このペースでも、疲れた風には見えないとは……)」

「(お前達だらしないぞ、あんな子が平気なのに)」


急いだおかげで、【ミスト】ヘと戻ってくることが出来た。

こうして横から見ると、最初に街に入った入口から見えた奥の大門って外壁の半分くらいのところにあるのがわかった。

大門に沿って移動して外壁の右側から出たので、大門の向こうにあるのはお城なのだろう。

【ミスト】はミスト王国の王都らしいしね、国王がいるはず。


エルフを先頭に門も普通に通り抜けた。

出る時もそうだったけど門番と思われる兵士に一言告げるだけで通過出来たので外出用の門だと思う。

真っ直ぐ【冒険者支援ギルド】ヘと行くようだ。

半分くらい進んだところで鐘の音が5回なり、門が閉められた。

門限があるから急いだってことね。


ギルドヘと到着するとエルフがテキパキと指示を飛ばし始めた、その様子から偉い立場の人のようだ。


「(お前達は帰っていいぞ、まずは『旋風』のヤツラから詳しい話を聞かないといけないからな……そうだな、明日ギルドまでこい)」

「(わかりました……マーヤ、行くよ)」

「はい」


エルフがフリルにも何か指示をしていた、エルフから離れたフリルと手を繋ぎ買い取りカウンターと思われる、まだ行ったことない方のカウンターヘと向かった。

借りていた籠を2つカウンターヘと置いた。


「(お疲れ様です、常設依頼の薬草採集ですね)」

「(この子の分はカードの中に入れといてね)」

「(わかりました、少々お待ちください)」


籠を持ってカウンター奥ヘと消えた女の人は、すぐに慌てて戻ってきた。

別の女性を連れて。


「(フリル、この薬草はどこで採りましたか?)」

「(副ギルドマスター、いつもの採集場所ですよ)」

「(あそこですか……深部まで行ったのですか?)」

「(?、いえ入ってすぐのところですね……この子と一緒に採集しましたけど、目の届く範囲にはいましたから)」

「(こちらの籠はフリルが採集したの?、貴重な薬草も混ざってるんだけど、これも買取りで良いのかしら)」

「(そっちはマーヤのですね)」

「(マーヤの担当は……マリアですか、呼んできて)」


買取りに出した籠が戻ってきた、中身はまだ入ってるのに何か問題があったのだろうか?と不安になった。

マリアの名前が出たから、マリア待ちなんだろうね


「(お待たせしました、副ギルドマスター……マーヤ様どうぞ)」


すぐにマリアが指輪を持ってやってきた、何らかの指示を受けると指輪を差し出してきたので受けとる。


「何があったの?」

「依頼のナオリソウの他に貴重な薬草が多く混ざってたのは、知っていたからなのよね、場所が知りたいみたいなのよ」

「フリルと一緒に行ったから名前までは、わからないわ」

「ガウの森の浅いところで深部までいってないのよね?」

「うん」


フリルと少し離れていたが、奥までは行っていない。


「木の根本とかに普通にあったけど?」


マリアが女の人に伝えてくれた。


「何か変なことはなかった?って副ギルドマスターが言ってるけど」

「うーん、普段がどんな状態かわからないけど……バランスがおかしいところは何ヵ所かあったよ、土の状態が突然変わってた」


あの女の人は副ギルドマスターだったのか、マリアに答えながら副ギルドマスターを見た。

どこか焦った様子がうかがえる。


「それと、他のも買取りでいいのよね?……クリア草、パラライズセージ、ベラドンナは依頼であったと思うわ」

「良いよ」


名前は違ったけど、アルカディアオンラインの薬草を集めたので、買取り不可って言われなくて安心した。


「以上みたい、清算してくるからもう少しまっていて」

「わかった」


マリアが籠からナオリソウ以外の薬草も持っていった。

副ギルドマスターはマリアと少し話してから慌ててどっかに行ってしまった。


「お待たせ、ナオリソウが5束1組で30ミストで10組あるわね、クリア草が1個400ミストで10個……パラライズセージ、ベラドンナを欲しがってる人は30000ミスト……全部で34300ミスト、金貨3枚と銀貨4枚と銅貨3枚でいいかしら」

「平気」


お金の単位はミストで、金貨は10000、銀貨は1000、銅貨は100ってことね。

初依頼を無事にこなして、お金とギルドカードを受けとることが出来た。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ