第1話新たな決意
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私、ティアリーローズの容姿は、白髪に色素の薄い赤い目それが私の容姿だった。
そんな私の容姿は、他の子とは違った。この国の平民の容姿は茶色い髪に茶色い目、そして身分が高くなればなるほど金髪碧眼になっていく。そんなこの国で私は明らかに異端者だった父親はまあまあ大きい商会の会頭だったが父親にはこんな子私の娘ではないと言われ、屋根裏部屋に隠されて育てられた。
それでも生活できていた理由は、母親の身分と愛情のおかげだ。
母方の祖父は、商業ギルド(商業組合)のギルドマスターで、父親よりも何倍も大きい商会を経営していた父親はそんな祖父と縁を持つために母と結婚したらしく、母の家の血を引いている私をないがしろには出来ないようだ。
しかも母は、私のことを愛してくれている。もし、母が私のことを祖父に話したらと思たのだろう父は母を監禁した。それでも監視の目をかいくぐって私に会いに来てくれたが、心労が重なってか私が10歳の時に天に召されてしまったらしい。
でも本当のことを私は知らない。母が死んだんだって思った理由も、突然父から渡された物が喪服だったからだ。喪服のことは母におそわった。母は、読み書きなどの最低限のことを教えてくれていたからだ。
そんな母を、最後に見た日。母はいつもとは違ったオーラを醸し出して、言っていた。
「あなたの容姿は我ら神から授かったもの、神聖なものだ、けっして命を絶とうなんて思うでない!命のある限り、生きよ。そなたを我々は決して見捨てません。全ては、儚きそなたのために邪悪なものにとらわれし人間のために」
それからというもの生活は、最悪になっていった。私の存在を完全に否定して屋根裏部屋に閉じ込められて食事以外で人と接しない、洋服だって父と妾の間にできた1つ年上の異母姉のお下がり、挙句の果てにろくな料理も出さないのに自分の食費は自分で出せと裁縫の内職をやらされる日々…
18才までは親が衣食住を保護するという法律はどうなっているのでしょうか?
そうだった、父は私のことを忌み子だと言って戸籍すらつくてくれなかったんだけ
でもね私だって成長したの母が死んだあと暫くして、初めて夜中に下に降りてったそこでたまたま見つけたこの屋敷から出れる隠し扉。
それを見た瞬間私はとても驚いたもしかしたらこれは、神様からの贈り物かもしれないと思ったぐらいだ。
そして私は、変わった。
朝ごはんが渡されるとすぐ隠し扉から出た
行く先は、裁縫ギルドだ。
最近では、技に磨きがかかり速さや丁寧さが上達した今では今日中にやれと言われた量の服も1ゲログもかからずに、終わるし余分な切れ端で小物などを作れるくらいには成長している。
だから私は、今日裁縫ギルドで今まで作った小物たちを売る。
多分、祖父が死んだら父親は私を追い出すだろう。
そんなことが起こっては、私が死んでしまう。
その前におじい様に話をしに行かなければならないが今の様なお風呂も入らないで垢だらけですすけている格好をしていても門前払いされるだけで話も聞いてやくれないだろう。
だからそのための費用稼ぎのためにお金は必要だからだこれも自分の為に頑張らねば…
ありがとうございました