逆さ虹の軌跡

遥か遠い昔に逆さ虹が出たと言う森と、そこに暮らす動物達のお話。

逆さ虹の森を北と南の二つに分けている川がありました。
そこには、森でたった一つの吊橋が掛けられてましたが、もう何年も壊れたままになってました。
森に住む動物達は、今ではその橋のことを『オンボロ橋』と呼んでました。
オンボロ橋は危なくて渡ることができないので、動物達は、二つの森を行き来するたびに、川を泳いで渡らなければなりませんでした。
それは、長い間とても困っていたことでした。

それで森の動物達は、オンボロ橋を直そうと相談するために、南の森に集まったのでしたが・・・。