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七森奏は夢を見ない。



今現在、世の中では異世界ブームが来ているらしい。

らしい、というのは現実主義の俺にとっては何ら関係のない正反対の位置にあるからだ。

そんなものただの空想や幻想に過ぎない。

科学的根拠のないものは信じるに値しない。

夢や理想を抱くのは勝手だけれど、そんな物を信じたところで俺の懐は潤沢にはならないであろう。

だから、それに関する書籍やメディアには一切触れず、今日もせっせと働きアリの様に勉学と勤労に全力を尽くすのだ。


二宮金次郎も思わず、腰を抜かすぜ。


ガリ勉という言葉があるらしいが、

俺はその類ではないのだ。

必要最低限の勉強しかしていない。

というより、時間がない。

俺は国立大を目標としているわけだけれど、将来官僚を目指すような人ではないと言っておこう。

官僚は目指すべき目標ではない。

そう俺の目標はあくまで地方公務員である。

高みを望まない。

それがモットーであり、人生訓である。

つまらない?

そんなことはない。


立派な夢じゃあないか。



俺の家は俗に言う貧乏である。

私立高校にも行けなかったし、

中学の制服は近所のお兄さんのお下がり。

誕生日だって何度すっぽかされたか覚えていない。

クリスマスなんて、選ばれた人間にしか来ないものだとここ最近まで思っていた。

給食以外口にできなかった日もあるのだ。

俺は知っている。

金のない辛さを。

金のない人間の醜さを。


一方で俺は金持ちの馬鹿さも知っている。

奴らは本当にバカなんじゃないかと思う。

ステータスの為だけに無駄に高級品を揃え、誇示し、意固地になる。ああはなりたくない。

勿論、世の金持ちさんの全てがそうとは限らないだろうが、俺の知っている金持ちさんはそうだった。

そして、その息子は「お」が付いてしまうくらい、馬鹿で傲慢な人間だった。

さらに言えば、奴は異世界に憧れていた。

その性格故に、人が寄り付かず、

新たな拠り所を求めたのだろう。

推測でしかないけどね。

まぁ、彼の話はいいんだ。


いろいろ長々と述べたが、

以上、これが俺の価値観だ。

上でもなければ下でもない。

中を目指しているのだ。

この世で最も偉大なのは中というステータスである。

自分の部を弁え、手の引き際を知っている。

其れこそが中、普通なのだ。

俺の中の幸福な生活の、代名詞的存在と言えよう。


いいか?普通が一番なんだ。

シンプルイズベスト


この価値観が俺、七森奏の行動の根幹にあるということが分かっていただければ幸いである。





七森の生活には無駄がない。

朝、太陽よりも早く目覚め、自転車のスタンドを軽やかに蹴って、朝靄の中、冷たいアスファルトの上を颯爽と駆け抜けていく。

販売店に着くと、休む間も無くチラシを挟み、

自分の配達区域分を受け取る。

新聞配達。それが彼の日課だ。

今の時代、自動車やバイク、原付で効率良く廻る中、彼は一生懸命ペダルを漕ぎ、白い息を吐きながらせっせと配達する。

歩合制なので、他の人よりも効率が悪い分安くなってしまう訳だが、そこはチリも積もればというやつだ。

頭に、いや体にしっかりと刻み込まれたルートを無駄なく回り、リズム良く、ポストへと投函する。


新聞配達を終えると、一旦家に帰り朝食があれば朝食をいただき、なければそのまま学校へ行く。

途中にある知り合いのパン屋で、パンの耳を頂き(勿論、他のパンも購入する)、コンビニで500ml炭酸飲料を買う。


炭酸飲料は腹が減った時に飲むと、

絶大な効果を発揮する。

授業中腹を鳴らさない為にはこれが必須だ。

げっぷが出るのは…仕方あるまい。


そして授業を一通り受けた後、夕刊の配達の為、再び販売店へと向かう。


新聞配達は嫌いじゃない。

人とのコミュニケーションがない分、色々と考え事ができる分幾らかマシ、というものだ。

どんなことを考えるのかと、聞かれたら大したことではないので……そうだな。

苦手な教科をどうしたら克服できるか?だとか

今日はあそこに重点を置いてやろう!だとか

言ってしまえば、勉学のことばかりだ。

まぁそれだけではないのだけど、金の話とかはあまりしたくないので、ここでは言わないことにする。


新聞配達を終えた後は、家に帰って配達中に組み立てたカリキュラムを実行する。

至福の時間だ。

ノートが字で埋まっていくに連れて、俺の頭の中には知識が蓄積されていく。

この貯まった知識が将来、俺を中流階級に導いてくれると思うと、楽しくて楽しくて仕方ないのだ。

それに、こうして机に座ってマイペースにペンを走らせるというのは、写経のようでもあり心が落ち着く。


これが俺の一日である。

いや、正確には平日の一日である。


休日も説明しておこう。

ふふ。この七森、律儀である。

文字通り休みの日という意味ではないのだが…

休日も平日と同じで、通常通り新聞配達を行う。

土曜はチラシが多いので少し大変だ。

新聞が残っているうちは、自転車がフラフラして堪らんが、休日は夕刊の配達を行わない。

代わりに俺は家庭教師をやっている。

小・中学生の子供たちの講師を請け負っている。

なぜ、こんな貧乏高校生に頼むのか?

と思うかも知れない。

意外かもしれないが、一応県内トップクラスの公立高校に通っているからだ。

成績もそこそこで、素行だって悪くない。

(顔も悪くない…はず)

それに、俺の家庭教師は安いし、目に見えて結果が出るからだ。

結局、教え子たちは俺が足を運んでいた学校に通っている子が殆どなので、テストの傾向はよくわかる。

というより、テストというのは一回こうと決まって仕舞えば中々変わらないものだ。

つまりは、携帯電話の形がこうと決まったら、中々新しい形の携帯は出ない。といった感じだ。

(ちなみに七森さんは携帯を持っていない)

さらに言えば、教えるという行為は自分自身にも返ってくるもので、実際これを始めてから、理解力が付いたと思う。

思い上がりではないことを祈る。


こんな感じで、俺は地道に大学への入学資金を、高校に入ってからコツコツ貯めている。

大学は行くべきだ。今の時代の普通ステータスには必要不可欠な存在である。

高卒と大卒では給料に大きく差が出る。

昔の人から言わせれば、大学なんてほんの一握りの人間しか行くことのできない場所だったらしいが…

今は違う。

今なんて、まるで大学までが学校教育の基本範囲みたいな風潮がある。

大学はコンビニみたいにあちこちに出来ている。


ま、時代の流れに柔軟に対応するのが普通ってもんだよな。うんうん。


「ちょっと先生!聞いてんの!?」

あ、しまった。また、ぼーっとしていた。

「ごめん、どうしたの?解らない所あった?」

「ちーがーうー」

どうやら質問ではないようだ。

なんだ?俺がぼーっとしてたから怒っているのか?

「遊園地の話!先生、私が5教科で400点以上取ったら遊園地一緒に行ってくれるって言ったじゃんか。まさか覚えてない、何て言わないよね?」

覚えていない。記憶にないぞ。

そもそも、俺と遊園地に行くことに何の意味があるというんだ。

自分で言うのもなんだが、ジョークとか言えないつまらない男なんだぞ。

家族と行けばいいのに…

「俺じゃなくて家族と行くんじゃなかったっけ?」

「は?」

威圧的な態度を取られた。

七森、感傷。


彼女は教え子の一人である。

現在、俺が通っていた中学に通う2年生だが、塾に入るのも嫌がり、かと言って家庭教師も嫌がっていたところ、俺なら良いという判然としない理由で選んでもらったのだが…

事あるたびに、何かと約束をさせられてしまう。

何だろう。彼女は俺に恨みでもあるのだろうか…


「ちょっと!また聞いてない!すぐにそうやって物思いに耽るの良くないところだよ!」

「あぁ、すいません…」

気を取り直して、授業に戻る。

とはいっても俺の授業内容は、生徒が分からない所があったら手助けするだけで、俺は自分の勉強に打ち込めるのだが…彼女はずっと監視していないと文句を言うので、仕方なく見ている。

そう仕方なくだ。

決して好意とか疚しい思いがあって、熱烈な視線を送っているわけではない。

ふりでもない。

ネタでもない。

この七森。至って真面目である。


と、再び彼女が勉強に励みだした時だ。

左隣の部屋から、轟音が響いてきた。

その衝撃で、家全体が大きく揺れ、彼女の部屋の本棚から本が何冊か落下した。

彼女は拳を握りしめ、思いっきり机に振り下ろした。

「バカ兄貴め!」

そう叫ぶと、大きな足音を立てて、

部屋から出て行った。

数秒後、隣の部屋から彼女が兄貴を捲し立てる怒声が聞こえてきた。


そう、彼女には兄貴がいる。

俺と同じ高校に通う。

いや、正確には通っていた奴だ。

冒頭に述べたお馬鹿さんが彼の事だ。

楠木佳代子の兄、楠木貴樹。

妹とは違い、勉学熱心なやつじゃあなかった。

どうしてこんな奴がこの高校に居るのかが不思議なくらいお馬鹿だった。

その癖、妙に虚栄心があって、何かとあると人と張り合う、正直面倒な奴だった。

弁当が豪華だの、文房具が最新式だの、バッグが外国製だのと、どうでもいいことばかり見栄を張った。

だが、一年生の二学期。

彼は突如としてその姿を消した。

「俺は異世界に行く」と二学期の初日、黒板いっぱいに白のチョークで書きなぐって。


それ以来、彼は家にこもり熱心に異世界とやらに行く勉強をしているわけだ。

さっきの轟音もそれ絡みのことだろう。

はぁ。金持ちは余裕があって良いもんだな。

いっそ、その時間を俺にくれよ。

休日の夕刊の配達に使うからさぁ。


頬杖をついて、溜息をついて、佳代子ちゃんが帰ってくるのを待っていると、早速、ドタドタと足音を立てて彼女が戻ってきた。

おそらく、この後また勉強に戻れず、兄貴の愚痴でも聞くんだろうな。

七森は再び溜息をついた。

幸せが幾らでも逃げていく。




そして翌週。

再び楠木家の授業日が来たわけだが……

幾らチャイムを押しても誰も出てこない。

手帳を開き、スケジュールを確認する。

何度確認しても……やっぱり今日は授業日だ。

だが、誰も出てこない。

七森は首を傾げた。

見るからに、金持ちといった外観をした家からは物音ひとつしてこない。

強盗が入ったのかな?

いや、まさかね。

入口の鉄柵から、身を乗り出そうとしたら、どこからか声が聞こえた。

「いねぇよ」

はて?空耳だろうか?

音の出所が分からず、きょろきょろしていると再び声が聞こえた。

「おい、いねぇって言ってんだろ」

あぁ、何だインターホンからだったのか。

入口脇に備え付けられた、黒くて四角い機械から細かいノイズが鳴っていた。

インターホンに近づき、声をかける。

「いねぇって、どこかに出掛けたのか?」

やや間があって、声が返ってくる。

「知らねぇよ。兎に角いないんだから帰れよ」

この態度、恐らく貴樹だろうなぁ。

それより、授業が行えないのが痛い。

七森にとっては一日、いや一分一秒すら無駄にできない、惜しいのだから。


「何時に帰るかも分からないのか?」

……返事が無い。

どうやら彼は、俺と会話ができないくらい、忙しいらしい。

仕方ない。

諦めて、帰ろうと後ろを振り向いた時、

「おい!ちょっと待て、手伝え!」

呼び止められた。



彼が何故呼び止めたか判るだろうか?

察しの良い人には判るだろう。

彼は、なんと、なんとだ。

俺の命よりも大事な時間を削って、異世界に行く方法を見つけたから試す。というのだ。

しかもそれには相方が必要らしく、俺はそれに付き合わされた。

災難である。最悪である。


俺は彼、貴樹くんに久し振りに会った。

昔より、だいぶ丸くなっているし、髪もボサボサ。

二十顎からは無精髭が伸びていて……

はっきり言って浮浪者。

うん、これがピッタリだろう。

そのなりに良く似合った、服装をしていた。

ジャージ。しかも学校のだ。

1-3 楠木貴樹と胸に大きく書いてある。

貴樹くんの部屋は今の彼らしいフィールドだった。

床には菓子の袋やペットボトルが散乱し、ベッドの上にはPCが置かれていた。

彼が寝ながら、お菓子でも摘まんでネットサーフィンをしていたのがまるわかりだ。

わかっても全然嬉しくない。

これっぽっちも。

ぜーんぜん。


貴樹くんはゴミを蹴散らしながら学習机に辿り着き、何かを探しているらしくガサゴソと音を立てている。見る人が見れば、泥棒に見間違えそうだ。

彼は蝋燭とライターを持って、戻ってきた。

誕生日パーティーでもするのだろうか。

蝋燭とライター。その組み合わせから連想されるのはホールケーキだけだ。

ちなみに俺はそんな高級品食べたことない。

「ついてこい」

そう言われ、俺は渋々ついていく。

彼の横柄な態度を見ると、その可能性はなさそうだ。


真四角の暗くて何もない部屋に連れていかれた。

彼は、部屋の四隅に盛り塩、中心にスルメを設置。そして、スルメの周りに蝋燭を三本灯した。

意味不明。理解不能。

異世界ってなんなんだ?

次々と疑問符が頭によぎる。

しかも、だ。

彼は準備を済ませると俺に脱げ、と言ってきた。

脱げ?

裸になれということだろう。

だが、しかし、なぜ。

彼はホモセクシュアルなの?

「脱いだらこれを履け」

渡されたのは白いふんどし。白ふん。

俺はもうただ従うしかなく、いや、従う義理なんてないのだけれども、言われた通り服を脱ぎ、白ふんを身に着けた。

こんな格好お祭りでしかやらないだろう。

それか大のお祭り好き、お祭りマニアしか着けない。

しかも貴樹くんは高校生とは思えない豊満なボディを曝け出している。恥ずかしくないのだろうか…


「それじゃあこれから異世界への儀式を始める。儀式は単純だ。俺たちはこのスルメの周りを、異世界に行くまでまわり続ける。だが、注意点が二つある。一つは、蝋燭の火を消さないように注意すること。消してしまったら、俺らは異空間に飛ばされてしまう。二つ目は、異世界に行きたいと心から願うことだ。いいか?心から思うんだぞ?」

「異世界に行きたくない人はどうしたらいいんだ?」

貴樹くんはむっとして、

「行きたくない奴なんていない。現実何て糞なんだから、異世界に行くべきだ。俺も、お前も」

と、言い放った。

おいおい冗談はよしてくれよ、と言いたかったが。

まぁ、適当に彼が気が済むまでやって、とっとと帰ろう。ここで反感を買うのは危険だ。

不承不承、頷いた。


そして儀式が始まった。

「い~せ~か~い~、い~き~た~い~」

高校生男子が二人で白ふんを身に着け、体の前で合掌して「異世界行きたい」と唱えながら、ライトアップされたスルメの周りを回り続ける図が想像できるだろうか?

いや、できまい。

だって実際にやっている俺ですら訳も、意味も分からないのだから。

何周しただろうか。

本気で帰りたくなってきた。

あーあ、こんなことなら無視してとっとと帰るんだった。

「あのーこれ後どんくらいやればいいの?」

「喋るな!儀式が汚れるだろうが!」

怒られた。

儀式にそのだらしない格好もどうかと思うが…

七森は貴樹を見て思った。

「異世界に行くまでやり続けるんだよ。い~せ~か~い~、い~き~た~い~」

「それ、言う必要ある?」

……無視された。

はぁ、こんなことならさっさと異世界とやらに飛びたいわ。


その後、約2時間ほど続けたところ、何と変化が現れた。

「ゴーン…ゴーン…」

どこからか、鐘の音が聞こえてきた。

あぁ、きっとこの閉鎖空間と強烈ないか臭さのせいで、頭が可笑しくなったんだ。

本当、勘弁してくれよな…

自分が変になったとばかり七森は思っていたが、実際は違った。

「おぉ!開いた、開いたぞ!遂に、遂に異世界への扉が!」

「え?うそ、まじ?」

目を開けてみると、スルメが…女神の様な綺麗な顔立ちをした女性になっていた。

しかも際どい服を着ている…

「女神様きたああああああああ」

彼は発狂して喜んでいる。

「喧しいぞ、そこの豚」

貴樹くん、豚呼ばわりされているじゃないですか。

女神様と呼ばれる女性は、一つ咳払いしてから言った。

「貴様らは今から異世界に行って、魔王の力によって平穏な日々を脅かされている民達を救ってくるのだ。いいか?わかったな?二度は言わんぞ」

「おお魔王!いいねいいね!」

貴樹くんは興奮して鼻を鳴らしている。

本当に豚みたいだ。

「では、少しだけ質問ターイム!!」

厳粛そうに見えて、案外フレンドリーな女神だ。

でも、そろそろ行く気が無いことを伝えないとまずいことになりそうだ。

「はい!異世界に…………」

「はいはいはいはい!異世界に可愛い女の子はいっぱいいますか?」

横入り…だと!?

「あぁ、幾らでもいるぞ。まぁ、私より可愛い女子は居らんがな」

「あの!」

「質問終わり―。さぁ、行け豚ども」

え、質問タイム短っ!?

「ちょっと待って!」

言い終わる前に、足元にぽっかりと穴が開き、奈落へと落ちていく。


その瞬間、七森は絶望した。

本当に異世界なんかに行ってしまうのか?

折角貯めた大学進学の為の資金は?

俺の悲願である中流階級への道は?

そして服は?

全てが音を立てて崩れていく………

「異世界になんて…行きたくないんだあああああ」

叫んでも、叫んでも、帰ってくるのは静まり返った静寂。

七森は、異世界へと進出した。

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