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勇者、異世界に劇団を旗揚げする
劇団『いぬのさんぽ』第一回公演
【闇の三姉妹】
人間と類似しながらも、まったく異なる種族。
――森の妖精エルフ。
彼らは神秘的で美しく、何より老いを知らない。
優れた感覚をもち。精霊由来の魔法を操る。
超常的とも言える存在である。
それでいて、彼らはけして人類を脅かさない。
まるで『人々の願望』を具現化したかのような存在だ。
人間にとってのエルフとは、ある男は答えた。
「性欲処理の道具だ」と。
エルフにとって人間とは、あるエルフは答えた。
「蝉よ」と。
舞台は七度目のダークエルフ掃討作戦時。
戦乱の渦中、共存を目指した少年とエルフの顛末劇。
制作:劇団いぬのさんぽ
出典:ダークエルフ掃討作戦
脚色・演出:イーリス・マルルム
舞台監督:ニィハ・マルルム
出演:オーヴィル・ランカスター、他
場所:娼館『パレス・セイレーネス』一階スペース
鋭意制作中、公開未定。




