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Re:Actor・オブ・グラディエーター  作者: 河童Δ
楽屋落ち━━━━━━━━━━━━━
297/344

あとがき


タイトルが『花嫁さがし』なのに。

女子(純然たる)が、いっさい登場しなかった訳ですが。


どんな気持ちですか?


というわけで。


『オッパイの揉み方で犯人がバレるファンタジー』


そんな副題を付けて。

某大作RPGのように大々的に広めて行きたいです。



ああ、こんな感性だから読者さん増えないのかな……。


そんな中、応援やコメント等でモチベーションを保っていただき。

本当にありがとうございました。


書き貯め無しで、随時更新していたので。

挫折せずに継続できたのは、皆さまのおかげです。


いつも、ありがとう。



さて、コメディということで。


今作は、二作の複合作品でした。


小説【A】はラブコメディ

小説【B】はスパイコメディ


これらは、同じ時間、同じ場所で起きている出来事を双方向から書いた物語です。


それぞれの小説は、個別に未消化の情報もなく完結していますが。


【A】【B】の順で読むとストーリー物に。

【B】【A】の順で読むとギャグに。


時間軸にそって交互に読むと、シチュエーションコメディにと。


読み方で、同じシーンの笑いもジャンル自体が変化する構造になっています。



例えば、◇だけを読んだ場合。


道化師の視点がないので、その正体を読者が知らされることはありません。

最終話まで、三兄弟が順調に恋に落ちていく『ラブコメ』として進行します。


王の剣についても一切触れていませんし。イリーナの名前すら出てきません。

道化師の正体発覚がオチになっています。


道化師の正体を知らないで読み進める楽しみ方もあるわけです。



◆の方はといえば、恋愛が成立しないことが確定しているので。

ラブコメではありません。


恋に奔走する兄弟の視点と、会議シーンがないので。

道化師の理不尽な苦労を笑いどころに、謎解きが展開していきます。


両方を読むと、◇中の道化師の行動が新しい視点の笑いを生み。

◆中の三兄弟の行動も、また別の笑いを産みます。


練って美味しいネルネルネルネ。みたいな構造になっています。


なっているのですが、いざコンテストに応募する時にどうしよう。と、なって。


本当は、◇→◆の順番で読むのが一番、シンプルでわかりやすい。

◇で完結した物語の裏を◆でおさらいするのは交互に読むのと遜色ない面白みがあります。


それでも、一度しか読まれないとした場合。


組み合わせで変化する笑いの妙をより多く楽しんでほしいと思い。

結局、限定した形(同時進行)での提供になってしまいました。


より多く、作用し合う組み合わせで話数の入れ替えをしてあります。


例えば、出会うシーンではヒロインたちの正体が明かされていない方が面白い。


三兄弟がそれぞれの嫁について熱く語るシーンでは、正体が明かされていた方が面白い。


一長一短あると思いますが、細かく調整してあります。


特に、ヤズムートとの決着シーンは道化師の正体バレも含めて。

その効果は顕著だと思います。



片方ずつ読んだ時、無駄な情報が入らないように。

両方読んだ時、無駄に情報が重複しないようにと。


注意を払っていますが。


そもそも、前後する構造自体がマイナスじゃないかと言われれば。


まったく無駄な努力だと思います。


作者、バカなんだろうな。


でも、今回はそういう趣旨だからってことで。

一人でも誰かを楽しませられていたら幸いです。


よろしければ。

感想欄に一言「完読」とでも一言、残していただけると孤独が紛れます。


あーあ、終わっちゃった。寂しい。


次回作は未定ですが。

随時、イラストを追加しているので。そちらもお楽しみいただけると嬉しいです。


特に、ここまで読んでくれてるくらいの方には特に。


それでは、次作ありましたら。その時はまたよろしくお願いします。


ありがとうございました。




河童Δ

――――――――――

今作品もコンテスト応募用に別投稿してあります。

気に入っていただけましたら、そちらの方も評価、レビュー等、応援よろしくお願いします。


・騎士王の花嫁さがし

https://ncode.syosetu.com/n7443fi/

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