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Re:Actor・オブ・グラディエーター  作者: 河童Δ
楽屋落ち━━━━━━━━━━━━━
139/344

あとかき


読了ありがとうございます。


『豚の国』は当初、漫画を想定してネームを準備していたものでして。


それを廃棄せず形にしようと思い立ち、小説にしました。


漫画の持ち込みなんかをしていた頃。

編集さんから頂いたダメ出しに以下のようなものがありました。


「過激なものが描きたいならヒロインがウンコ食う話を描けばいい。

でも、そんなの絶対面白くないでしょ」


この言葉が意図するのは、「誰がそれを読みたがるの?」ということであり。

的確なダメ出しとして納得できました。


一方で、「ヒロインがウンコ食べる物語」が「絶対に面白くない」かはまた別の話だよな。

そう思う気持ちも湧き上がっていました。


ウンコを食べる。というのは描写でしかないわけで。


物語が面白いかつまらないかは、ウンコ食う食わないとは無関係だろうと。


例えば――。


今日まで知らずに口にしてきた唯一の食料がウンコ由来だった。

それを知った時、明日からそれを口にできるのか。


その葛藤ひとつで既に面白いんじゃないかと思い立ち。

次は、『ヒロインがウンコ食う面白い話』を書こうと思い立ったのでした。


「ヒロインがウンコ食うような漫画などいらん」とアドバイスされて。

「ヒロインがウンコ食う漫画」を描こうとしたわけです。



それがグラディエーターを描き始めるよりだいぶ前のことなので。

ニケとアルカカはイリーナたちよりも先に生まれていました。


『豚の国』をニケとアルカカの外伝として書いたのではなく。

別作品の主人公を『グラディエーター』に持ち込んだというかたちです。


そういう意味で、長編内でもすでに独立した世界を持つキャラクターとして活躍した気がします。


コミカル要素が無く、シリーズとは違う雰囲気の作品になりましたが。

何か楽しめる要素を提供できていましたら幸いです。


引き続き、シリーズをお楽しみください。




河童Δ

――――――――――

今作品はコンテスト応募用に別投稿してあります。

気に入っていただけましたら、そちらの方も評価、レビュー等、応援よろしくお願いします。


・豚の国

https://ncode.syosetu.com/n3626fa/

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