4話:SMOの世界にて
『【SMOでの操作についてご説明させて頂きます】』
身体の操作は私に替わり、僕には休憩してもらっている。元病人だったために精神的に疲れたらしい。現在、僕は寝ている状態なのだろう。私は僕を起こさぬ様に僕との意識リンクを薄くさせ、外界との音などを遮断してあげた。
『【sword・magic・online。名の通り剣と魔法の世界です。今回のチュートリアルでは、ソードスキルとマジックスキルを中心にご説明させていただきます】』
どうやら、目の前の案山子が喋っているらしい。
『【まず案山子がプレイヤー様のキャラを動かしますので、感覚を覚えてもらいます。まずはソードスキルの操作方法から始めます。宜しいですか?】』
案山子NPCがそういうと、私の目の前に透明なウィンドが出現して【Yes/No/】とでてきて、私は【No】を選ぶ。
すると案山子NPCは『準備が整いましたら【Yes】を。ソードスキルチュートリアルをスキップする場合は【Skip】を押してください。』といった。
そこで私は【Yes】を押す。
『【それではプレイヤー様の御身体を一旦お借りします】』
案山子NPCがそういうと、私の身体はピタリと停止した。私の身体が勝手に動き出すと、透明なウィンドを出現させ、多数ある欄から『アイテム』の欄をタップした。アイテム欄の『武具』の場所には『木刀』と書かれた武器が一つだけ入っていた。
ゆっくりとウィンドを操作する私(案山子)はアイテムから『木刀』をタップした。すると、無数のポリゴンがうまれ一箇所にあつまり、短い木刀らしきものが出現した。
私(案山子)はポリゴンからできた短い木刀を掴むと、腰を少し落とし片足を引き、木刀の先っちょが地面すれすれに届くくらいまで移動させた。と同時に木刀が淡く光を放っていた。私の身体は勝手に動き、案山子に斬りかかったが、呆気なく回避された。
私の斜め前に存在するHP、SP、MPバーの下に『戦時報告』と書かれたものが出現しその下に【<ソードスキル>【薙ぎ(小】が発動。SPを15、MPを10消費しました】と書かれたスレが出現していた。
『【これが一連の流れです。攻撃系スキルは構えをとり、スキル名を声で発しなければなりません。ですが、慣れてくると声に出さずとも意識を集中させれば発動できる様にもなります】』
『【攻撃系スキルの構えなどの確認は、【ウィンド】に【ソードスキル】、【マジックスキル】、【補助スキル】の三つがあります。【ウィンド】の出し方は、『ウィンド』と声で発するか意識を集中させると出現させる事ができます。出現させてみてください】』
案山子に言われた通りに『ウィンド』と呟く。すると私の前にA4サイズくらいの透明なウィンドが表示された。
『【今回の場合ですと、ソードスキルになりますのでウィンド内から【スキル】をタップし【ソードスキル】をタップしてください。】』
そこで私は案山子の命令を無視し、ウィンドに『消えろ』と呟くとウィンドが消失。すると案山子は『ウィンドと声で発するか意識を集中させると出現させる事ができます。出現させてみてください』ともう一度言ってきた。
私は『ウィンド』と呟き、素早く【スキル】をタップ。【ソードスキル】を開き、そこに【<ソードスキル>【薙ぎ(小】とあった。それを確認すると同時に案山子は『【<ソードスキル>【薙ぎ(小】をタップしてください』と言った。
タップすると【<ソードスキル>【薙ぎ(小】の下に欄ができ、【1/62 > >>】と表示され、その下に5個程の初期動作が書かれていた。私は【>>】の部分をタップし【<< < 62/62】と表示された最終欄まで飛んだ。そこには【構え・№305】~【構え・№310】まで表示されていた。私は【№305】をタップした。
すると、ウィンドから立体の小型人形が出現。その身長は約10cmくらいで、剣を装着している。【№305】の下に【Yes/No】と表示され、私は【Yes】をタップ。
...人形が構えをとる。
小型人形が剣をゆっくりと上段に構えようとする。瞬間、引いていた足を一気に前へもっていき大きく踏み出す。その踏み出す途中で素早く剣を横にしていた様だ。すると剣が淡く光る。スキル【薙ぎ】が発動したのだろう。身体を大きく捻り――、一閃。
その後、小型人形は最初の状態に戻った。すると【ok/repeat】と表示され、私は【repeat】を押した―――。
◇◇◇◇◇◇
チュートリアルでバグがないか確かめて数時間。現在異常無し。
『【それでは、チュートリアルを終了致します。SMOの世界をお楽しみください―――】』
そして、本格的に私達の仕事がはじまった。
お知らせです。
38℃の高熱(?)がでました。
大変申し訳ないのですが、4日程お休みさせて頂きます。
熱が下がったらなるべく多く投稿しようかと思います。
申し訳ないです。