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動き回る死体  作者: QRコード


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5/10

5,ネズミ

まずはこの通路を起点に探索を開始していくしかないだろう。


前の部屋に戻れば右の通路もあった、この場所はまだまだ広がっていると考えてよさそうだ。


ゴブリンと出会った先の通路を進んでいく、また、何かの生物が出てくる可能性を考えて慎重にゆっくりと小さな異変も見逃さないように。


時間にして数十分、通路の曲がり角から生物の気配を感じ、恐る恐る確認する。


そこにいたのは中型犬ほどの大きさのネズミだった。


幸いにもネズミはこちらに気づいておらず、チュウチュウと鳴いて反対側を向いていた。


息を殺しそろりそろりと近づきながら左手に持ったナイフをネズミ相手に振り下ろした。


「ヂュウウぅぅ」


ナイフは首筋に突き刺すことができたが、一撃で即死というわけにはいかず巨大ネズミの首に腕を回しながら全身で抑え込みにかかる。


バタバタと体の下で暴れていたが、ゾンビとなったおかげか力が強くなっている気がしながらなんとか数分後には巨大ネズミを仕留めることができた。


その後、数分待ってみてもレベルアップのアナウンスは流れてこず、そんな順調に上がらないかと落胆しながらも探索を進めようと足を進める。


それから数十分のそりのそりと進みながら、もう一匹の巨大ネズミを仕留めやっと待ち望んでいたレベルアップのアナウンスを聞くことができた。


これまでの道のりからして小部屋とそれをつなぐ通路で構成されたこの空間は、曲がりくねりながらも外へとつながる階段や扉の一つも見当たらない。


ゾンビになってから疲労感とはおさらばだと思っていたがここまで何もないことに対しての徒労感を感じつつ一歩一歩慎重に進んでいく。


これはもう一方のほうの道が正解だったか、そう思いながらも戻ることも視野に検討していたころ、待ち望んでいた光景が目に入ってきた。


それは、人2、3人が通れるような細い上り階段であり、その先にはぽっかりとあいた穴から光が漏れ出ていた。


外だそう思いながら階段に向かってかけていく。


穴を抜けた先のそばには大木があり、根っこの間を避けるように穴から這い出してきた。


久しぶりに感じる外の空気はとても新鮮であり、胸いっぱい深く空気を吸い込んだ。


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