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かゆみからの痛みからのかゆみエンドレス

作者: 窪宮彩

ああ、かゆい!

かきたいけどかけない。

一生懸命に別の事を考えるけれど、

やっぱりかゆい。

場所はわかっている。

手を伸ばせばかゆい場所にたどり着く。

だけど、たどりついてしまえば最後。

思いのままにかいてしまう。

ああ、集中できない。

やっぱり、かいてしまおうか。

いかん、いかん。

ここは我慢だ。

ああ、とうとう、うう、か、ゆ、い

もう、だめだ。


ついに、ついに、かいてしまった。

ああ、止まらん。

でも、何とも言えない心地よさ。

我慢した分、たくさんたくさんかいてしまう。

あれっ何か手が鉄くさい。

あー血が出てる。

夢中でかきすぎたせいで、爪に血がたくさんついている。


いつの間にかかゆみはおさまり、

今度は猛烈な痛みが襲ってきた。

ああ、痛い!

さっきまでの痛みはどこへやら。

今度は痛くて痛くて集中できない。

場所はわかっている。

どくどくと波のような痛みが消えては現れ、我慢できない。

かゆいのもどうしょうもできないけれど、

痛いのもどうしょうもできない。

そうだ、痛み止めを飲もうじゃないか!


ふーっ。これでよし。

数分後何事もなかったかのように楽になった。

て、ん、ご、く♪

あーこれで集中できる!

と思った矢先、えー!また猛烈なかゆみが襲ってきた!!


さてさて、あなたならかゆいのと痛いのどちらが耐えられますか?

私はどちらも無理でございます。

永遠の悩ましい問題でございます。

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