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(一)-4

「それじゃあ、始めますか」

 そう言うと渋沢は、手元の缶ビールを手に取り、プルタブを押し上げて、充填剤の窒素を、音を立てて逃がした。

「毎月一度の定例会ですな」

 謙吉がそう言ったところで、渋沢が缶ビールの口を謙吉に向けてきたので、グラスを持ち上げて渋沢の方へ斜めに傾けた。

 そして渋沢が謙吉のグラスにビールを注ぐと、今度は交代して謙吉が渋沢のグラスにビールを注いだ。

 二人の手もとのグラスが黄金色の炭酸水で満たされると、二人はグラスをぶつけ合い、短く「乾杯」と言い合った。


(続く)

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