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~クロード視点~
二人と別れた後、クロードは頼まれた買い物をする為に露店を回ることにした。
まずは、魔石の買取をしてもらう。魔石を専門に扱ってる露店に向かう。
「いらっしゃいませ」
少し恰幅の良い朗らかな印象の商人だ。
店には赤、青、黄、黒、白、等、色とりどりの魔石がある。魔石の大きさも小石サイズの物からこぶし2つ分以上の物もある。
「魔石の買取を頼みたい」
クロードは袋から、魔石を取り出し商人に手渡す。
「おお、これはゴブリンとスライムの魔石ですな」
魔石をひと目で判断してきた。驚いて思わず聞いてしまう。
「ひと目で分かるのか?」
「えぇ、これでこの道20年もやって来てますから。魔石には見分けるための特徴があるんですよ。例えば、色や大きさ、魔力の含有量などです」
ニコニコとなんでも無さそうに話す商人。
「ふむ、そうなのか。俺たちの村ではそんなに多くの種類の魔石がなかったんだ。今売ってるものも見た事が無くて、どんな物が売ってるんだ?」
「そうですね、例えば火の魔石や水の魔石はご存知とは思います。火を起こしたり、水を出すことが出来るものです。」
クロードは頷く。
「その他に、風、光、闇、雷、等の自然魔法に関する魔石や金運や恋愛、健康などに影響する魔石などもあります。その中で特に質に良いものが高く取引されます。長持ちして、効果の高い物です」
クロードは健康に影響するという魔石が気になり商人に訊ねてみた。
「実は、友人が目が見えない代わりに魂が見えるという特殊な症状を抱えていまして、それを治せるような魔石はないですか?」
クロードは、いつものややぶっきらぼうな言葉づかいを丁寧にする。
「ふむふむ・・・。そのような特殊な症状は初めて聞きますね・・・。私の知り合いの商人が詳しい事を知ってるかもしれません。王都にいるので、訪ねてみてください。その時これを渡してください。」
商人は1枚の封筒を渡す。
「ありがとうございます。これから王都に向かう予定だったので、助かります。」
クロードはしっかりお礼をして、店を後にした。
魔石店の後は食料と水を補給して、ルーカスと合流しに集合場所に向かった。




