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カウントダウンとストップウォッチ(旧ver)  作者: wacca
一章 終わりの始まり
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6話 道徳

今日も誠は間に合わない。というか欠席だった。まあ、今日は来なくとも、明日は来るのだろう。ちょっと誠が休んだからって心配し過ぎだ。2日ぶりに来た酒井先生は朝の会で衝撃の事実をクラスに告げた。

「おはよう。昨日は急な自習となって済まんかったな。で、ちょっと、大切な話があるんだけどいいかい。碧海なんだけど、昨日の登校途中に、そこの公園のところで、交通事故にあって、今は東病院にいる。まあ、交通事故は、こんなにも身近なところで起きてもおかしくないんだと言うことを、皆には意識してもらいたい。で、今碧海は、意識がないということで、当面の間登校できないからそのつもりで。また何かしらあったら皆には改めて伝えるが、あまりこの件に関してSNSとかで、広めないように。それでは、1時間目の準備をしなさい。」

 え?頭が真っ白になるのはこう言うことを言うのだろう。

 意識がない?当面の間登校できない?聞き間違え...だよね?

「ねぇ紗菜、今酒井先生何て言った?」

「誠...ヤバイね。」

ああ、やっぱり現実だったんだ。私がこんなにもこの世界から出ていきたいと思ったのははじめてだ。

「誠、死なないよね?」

一人、口に出してみる。余計に心配になる。言わなきゃ良かったと後悔する。誠は大丈夫だろうか。それからと言うもの、私は昨日以上に上の空だった。多分、これまでにもこれからも、私はこれ以上に上の空にはならないだろう。

 前に道徳で、脳死やら心臓死というものの話をされた記憶がある。不吉な一文字の漢字が頭に浮かんでくる。なぜ、なぜ誠が。

 彼の遅刻への代償はあまりにも重いものだった。

 クエスチョンマークが脳内を占拠する帰り道。私は2回つまずき、1回電柱にぶつかった。

さて、これで一章が終わり。ありがとうございました!

次回は、本日(2020,5,14)の夜。9時に投稿!お楽しみにq(^-^q)

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