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カウントダウンとストップウォッチ(旧ver)  作者: wacca
六章 動き出す黒点
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5話 おはよう

 今日も御厨くんと一緒に大学を出る。高校を卒業し、同じ大学に進学した私たちは今まで通り仲良くつきあっていた。正直合格発表は冷や冷や物だったが、二人とも無事に合格することができた。そんなわけで、私たちは毎日同じ電車にのって、同じ道を歩いて、同じ授業を受けて生活している。そんなのが日常になってはや二年。私たちだってだんだん大人になっていくからいろんな事をした。一年生の夏休みには、一緒に日帰り旅行に行った。日帰りだからそんなにたくさん観光はできなかったけれど御厨くんと過ごす一日は楽しかった。アイスクリームのスプーンで間接キスをしたのは公然の秘密だ。クリスマスには恋人たちがよく行くような所に行って来た。やっぱりそういうことはした。単位も無事とるかとができ、進級もできた。そんな毎日。本当にいつまでも続いてほしい。そんな毎日だった。

 LINEの通知が鳴った。御厨くんかなとおもって確認するとそこには信じられないアイコンが映し出されていた。碧海誠。いやいやいやいや、もう一度確認しよう。碧海誠。へきかいまこと。やはり間違いはない。さて、あんなに寂しがっていたくせにここになって出てきた感情はどうしようだった。それはそうだろう。あんなことを御厨くんとして、約四年間一緒に過ごして居て、そこにきてこのLINEである。この状況になったら誰しもがそう思うだろう。自然と足は病院向かっていた。病院の入り口で10分程迷ってから受け付けに面会の申し込みに行った。意外なことにすぐに病室に通され、誠と5年ぶりの再会をはたす。

「あっ、美鳥」

「誠、大丈夫?」

5年ぶりに会った彼は、あのときとかわらない雰囲気のままそこにいた。本当に御厨くんとそっくりだ。自然と振る舞うようにはしていた。しかし、やっぱり耐えきれなくなって、結局30分くらいで退室してしまった。最後に

「また来てね。」

と彼は言った。少し胸が傷んだ。あいつは知らないのだ。私がいまどんな人といて、どんなことをしたのか。本当に、私はどうすれば良いんだろう。いままで無視し続けてきたものが、一斉に私に呼び掛ける。どんなに似ていたって、所詮は他人なのだ。本当のことを突きつけられた気がした。御厨くんからLINEが来た。もう喜んでは居られなかった。



昨日はお休みして申し訳ないです。今日のうちにあと2話出す予定ですが、出来るかは微妙です。ごめんなさい。

今回は一部をPCで書いたんですが変換で「スマホ」って出てこないんですが。古すぎるんですかね?次回は未定ですが、なるべく今日2020,5,23,の19時に投稿できるように頑張ります!

                    wacca

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