第二話:学園生活
魔法学園 magician training school 第二話 『学園生活』
「まず最初に、寮生活についての説明を始める。」
「この学校の寮は、A棟、B棟、C棟の三つに分かれている。」
「この三つの棟は、それぞれの魔法能力によって分けられてる。」
「まずA棟は、一番力のある人間だけが入れる棟。」
「その分、部屋は個室で内装も豪華、周りの人間からの扱いも違う。」
「皆さんはこの棟に入れるようにがんばってください。」
「つぎにB棟、この棟はそこそこの実力があり、知識がある人間が入る棟だ。」
「A棟とは少し劣るがここも普通の人より少し上の暮らしができる、ちなみに部屋は2〜3人の相部屋だ。」
「最後にC棟だが、ここは魔法力もなく、知識もない人間が入る棟だ。」
「まぁ、お前らの中ではこの棟が一番多いだろうな。ちなみに4〜5人ぐらいの部屋だ。」
「そして、後ほど配られる、生徒手帳にはそれぞれ、IDや棟などが記入されている。」
「この学園にはさまざまな施設があり、その施設に入るための鍵代わりにもなっている。」
「C棟のうちは、入れる場所も少ないが、ランクが上がるにつれて入れる場所も増えていく。」
「例としては、初級魔法等が、書かれている、初級魔道書が置かれている、魔道図書館はC棟でも入れる。」
「しかし上級魔法等の使い方が示している、上級魔道書が置いてある、魔道書庫に入るためにはA棟の資格が必要だ。」
「まぁ、ランクが上がれば、より暮らしも自由になる。」
「みんな、がんばってランクアップを目指せよ。」
「それでは生徒手帳を配る。前から順に取りに来い。」
「えっと私はっと、やっぱりC棟だ、まぁ当然かな。」
「星夜君は?」
「えっ、僕もC棟だよ。」
「いっしょだね。部屋は何号室?」
「僕は241号室だよ。」
「えっ・・・」
「どうしたの?」
「わたしも・・・241号室なんだけど。」
「先生、私たち部屋一緒なんですけど。」
「それがどうした?」
「それがどうしたって男女一緒の部屋ですか?」
「何か問題でも?」
「いえ・・・別に。」
「あとお前らは2人で一つの部屋だ。」
「何でですか!?」
「分からん、校長の決定だ。」
「そんな。」
「何か問題でも?」
「・・・ありません。」
「だったら席にもどれ。」
「はい。」
(それがどうしたって、男女一緒だなんておかしいでしょ。)
「同じ部屋だね、よろしく。」
「う、うん。よろしくね」
「以上で説明を終わりにする。各自部屋に戻り自由時間だ。」
「241号室・・・ここか。」
「そういえば荷物とかって運ばれてるのかな。」
「荷物なんかあるの?」
「そりゃ、寮生活だもん。ここで生活するんだから、生活用品持ってこなきゃだめでしょ?」
「わたし、寮だって知らなかったから。」
「そっか、じゃあ着替えとかは?」
「・・・もってきてない。」
「じゃあ、きょうは僕の服、貸してあげるよ。」
「いいの!? ありがとう。」
「気にしないでいいよ。」
「でも、何で私達2人だけなんだろ?」
「何でだろうね?」
「まぁ、いっか。」
「とりあえず、学校内探索してみる?」
「いや、今日はもう疲れたし、私は寝るよ。」
「そっか、おやすみ。」
(ふぅ、何でこんなことになったんだろうな。それに6年ってそれまで家に帰れないってことだよね。いやだな〜。)
そんなことを考えてるうちにまぶたが重くなっていく
最後まで読んでくださいありがとうございました。
とりあえず、次話から、ちゃんとした授業が始まります。
ここまでは前書きみたいなものだと思っていてください。
それではまた次話に会いましょう