1話 魂の選定(予選)
2話目で転生権が得られるか消滅するかが判ります。
直接送り込まれた俺は10000人の人の形をした魂が100人ずつ100のグループに機械的に分けられていった。因みに俺は最後の100グループの1人という事になった。因みにバトルロイヤルの勝利条件は3種類があり「円の中に1つ石が有り、その石をゲットして円から他の魂を全て出したら勝利(最後の1人になるまで続ける。因みに1人の魂だけが残った時点で石は拾ってしまえばいい。石を拾った状態で外に出たら石は円に戻ってくるから)」だったり「10個のサイコロを投げて最大数を出した人間が1人勝ち。振ったサイコロが集まって1つの石になる」だったり「意志が強い魂に吸い寄せられる石をゲットした魂が1人勝ち」の3種類。魂の状態ではあるが力、運、心の三種類が関係している。因みに力は『魔力の出力』運はそのまま『運』で、心は『保有魔力量』だったりする。勝負で勝ったら得られる石は転生後に重要になるアイテムの1つであり最終的に100個の石を得られる仕組みである。
「それにしても…あまり勝負がついてないグループが多いな~。俺のグループは一瞬で勝負が着いたんだけどな~。」
俺が居た第100班は『心』の勝利条件だったらしく俺が必死に願ったら気付いたら石を握っていた。審査員をしていた天使から聞いたが必死過ぎる様子が見れて、こちらが笑いを堪えるのが辛かったといわれる位だった。
「それにしても死ぬ前の感覚からしたら10時間ぐらい?しても勝負が着かないっていうのは魂の力に差が無いのかな?」
そして、更に10時間ぐらいして全てのグループの勝負が着いて決勝戦に100人の魂が進んだ。そして審査委員長の天使から決勝戦の勝負ルールについて伝えられる。
「予選は3種類の方法で勝負を決めたが決勝は3種類全てが関係している徒競走をしてもらう。力は出力、つまり走るスピード、運は分かれ道の時に遭遇した時に必要になるし心はスタミナで、これが切れると動く事すら出来なくなる。予選の組み分けは主に3種類の中で強いステータスに配分したのである…例外は1人居るがな…。その例外も3つの中で秀でたグループに入っている。決勝に残りし100人の魂よ。最初に到達して転生権を得るのは誰だ?さあ…行け!!」
行け!と言われた瞬間に、再び違う空間に強制的に瞬間移動させられた。そこは誰も居ない自分しかいない1本道。誰も居ない自分しか存在しない道だが、やる事は1つ。ゴールを目指す事だけ。そうじゃないと在るのは魂の消滅のみ。
次で決まります。