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邸宅で
男は山寺に着くと中に入って行った。
僧がいて男に声をかけた。
「梅、よく生きてたな」僧が言った。
「父上の仇を討つまでは死ねんよ」梅は答えた。
「奴の消息はつかめたのか?」僧が聞いた。
「いや、まだだ」梅はうつむいて言った。
「今晩は泊まっていくが良い」僧は言った。
「すまんな。そうする」梅は答えた。
その夜、街の邸宅の中で男達が集まっていた。
「何としても梅の命を奪え」口髭を生やした初老の男が言った。
「ボス。もう何人も奴に殺られてます。俺達じゃかないません」男の1人が言った。
「弱気な奴だな。命がけで戦ってないからだ。もう良い。お前達には期待せん。さっさと帰れ」初老の男がそう言うと「すいません」と言い、ながら男達は部屋を出て行った。
初老の男はキセルを吸いながら、椅子に座りつぶやいた。「白に頼むか」




