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寺小僧

作者: 芹沢流太

ひさしぶりにこのステキなサイトにログオンしようとしたらまた苦労した。

鉄壁のガードなんだね。

おみそれしました。

なんだや?これは?

妙なサイトだよな。

昨日ログオンしたまんまにしといたのに

またエラーなどとこきゃがった。

今日で二回目だぞ!

パスワード再発行。

書くぞ。

俺さまの小説をナ。


そもそも小説というものは虚構である。

平たく言えば作り話なのだ。

ありもしない世界をもっともらしくさも存在するかのように描き出す一種バーチャル3Dソフト。3ds MAXとかMAYAね。

それに似ている。

イリュージョンという言葉がある。

いっしゅのだましであり魔法みたいなものであり錯覚ともとらえてもいいだろう。

MAYAの本で先生は言う。

いかにイリュージョンでだますか?

うまくいけば君の作った作品は成功したといえる。

ふむふむ。

なるほど。

だましですか。

虚構とだまし。

かつて村上春樹がそんなこと言ってるの読んだような気もする。

いかにそこに焦点をあてるか。

現実ではないが

非常に現実的な一種の似非世界を作ってみる。

そしてその似非世界で今を書く。メタファーちっくな小説は私が作った新たなる旅路なのさ。


などとは言ってはいないが


おれは

小説は

さいきん

読んでねぇなぁ~~~。

でも

書きたい何かはたしかにある。

ぐつぐつにえたぎるマグマみたいに

私自身のなかにあるのさ。

そいつをはきだす。

うんこみたいに。

そうだよ

小説家の書いた作品にしろ

詩人の書いたそれにしろ

みんな

心の底にたまりにたまって

たまらず吐き出す澱のようなものなのだ。

つまり

うんこみたいなものなのさ。

そういうわけで

そろそろおれも本気で書かせてもらうとするか?

あのウイリアム輝夫もいなくなったことだしな。


くやしかったら書いてみろ。

わかったナ。

きまぐれに書いとるからねぇ。

また続き書いたら読んでネ。


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