設定などの修正報告(2019/04/15更新)
本編の設定などにおける修正報告です。誤字脱字等修正は、記載しません。
上に行くほど新しく、下に行くほど古くなっております。
今後修正が入った場合は、こちらに記載していきます。
2019/04/15
竜也が来たのが朝に変更。よって、ペンライトの装備が外されました。
数珠の用途が成仏させる用であることを追加。(後々書く予定だったけど、書くかどうか微妙になったため)
数珠はコートや手袋と同じように魔除けの意味合いもあったが、それ以上に重要な意味を持っていた。
娘が行方不明になって三カ月。恐らくは生きていないだろう。
数珠は娘が霊として彷徨っていた場合、あの世に送り届けるために必要な道具だった。
2019/01/18
ウラビッツの鉈は、ただの鉈です。っていうのを明記しました。
「その答え次第では、叶えてあげてもいいんだ。
君がこの世界にずっといてくれるのが条件になっちゃうけど」
返事はない。
「ねぇ、だからさ。今すぐ、スタンプラリーを止めてくれないかな。
君のスタンプカードをバラバラに引き裂いてほしいんだ。
でないと――」
ラビッツは、彼女の目の前で鉈をちらつかせる。
「これはタダの鉈だけど、君を切り刻むぐらいはできるんだよ。
そんなの嫌だよね? そうだよね?」
ウラビッツの懇願に、バンシーは無言で首を横に振った。
2018/08/18
11話;スタッフがバンシーを探してる描写として、下記の文章を追加。
二人は時折すれ違うスタッフに「黒いドレスの少女を見なかったか?」と聞かれ、その度に男が「見てないな、見つけたら教えてやるよ」と答えた。
2018/08/12
9話修正:ウラビッツがバンシーに対して怒ってる
「ねぇ、ここに女の子来なかった?」
「女の子? どんな?」
「黒いドレスを着た銀髪の女の子」
数秒の間の後、二人の女性スタッフは「いいえ」と答えた。
「その子がどうかしたの?」
女性の一人が、不思議そうに尋ねる。
「アクアツアーの皆を……壊してしまったんだ」
そう告げるウラビッツの声は、怒りで微かに震えていた。
「それに、その子スタンプカードを持ってて、このままだと外に出ちゃう」
そんな、とスタッフ達が息を飲む。
「大丈夫! あたし達も探してあげる。
他の皆にも伝えるわ。全員で探せば、きっと見つかるわよ」
一人の女性が励ますように明るい声を出し、ウラビッツにそう約束した。
「うん、ありがとう。じゃあ、僕は女の子探さないと。またね」
女性の励ましに嬉しそうに答えたのを最後に、ウラビッツの声は聞こえなくなった。
2018/08/11
前回更新で「ジェットコースターで話しかけてきた男性にリュックサックを背負わせる」という更新をしました。
というのも、男から観覧車攻略にあると便利なアイテムを受け取るためでした。
しかし、ドリームキャッスルではそのアイテムがどうにも必須そう。
割と簡単に手に入るアイテムなのに、それを渡さない澪ってどうなの? となったのでバンシーに所持させるに至りました。
そのため、チマチマと文章を変えています。そのアイテムが何かは、次話更新時にでも。
男はリュックサックを没収されましたが、代わりにコートを装備させました。
後どうでもいいけど、作中アニメ『妖精少女 グレムリン』がやっぱ名前可愛くない気がするので変えたい。
2018/08/04
1話修正:
セリフ改変
「魔法少女ってそういうものでしょう。…………それより、本当に願いなんて叶うの?」
↓
「自分のためでもあるもの。…………それより、本当に願いなんて叶うの?」
自分を魔法少女と認識していたのが、その認識がなくなってます。
3話修正その1:
ジェットコースターで話しかけてきた男性にリュックサックを背負わせています。
あいつもう一回出てきます。
3話修正その2:
だから澪から裏野ドリームランドの話を聞いた時、バンシーは当然のように彼らを助けなければと思った。
『バンシー』なら、そうするに決まっていたのだから。
↓
だから澪から裏野ドリームランドの話を聞いた時、バンシーは当然のように彼らを助けなければと思った。
バンシーは、未だに誰かの『バンシー』でありたいのだ。
バンシーにバンシーとしての認識がなくなっていますその2。
この認識なくなったシリーズは、
『小さい頃はヒーローになりたいって言ってたのに、段々現実を見据えだして言わなくなった』
ような寂しさがある気がします。
なんか書いてて寂しい。
2018/04/04
8話修正:
「魔法少女だと思い込んでたのが人形だと自覚し、じゃあ人形の役目を果たそうと帰ったら拒否られた」
という感じにバンシーの心情が修正されたため、結構大幅に変更されております。(特に前半)
7話修正:
異界では一時期「アクアツアーに乗ると脱出できる(あまり誰も戻ってこない為)」という噂があった。
それを信じて試みた人間が何人かおり、本編でアクアツアーに居たのはその噂を信じた人々。
それに伴う会話修正。
「あの、えっと……どちら様、でしょうか?」
若い女性が、戸惑いがちに尋ねた。
「私は、バンシー。ただの人形よ」
「人形? ということは、あいつら……ウラビッツの仲間なのか!?」
若い男性が皆を庇うように一歩前に出て、叫んだ。
バンシーは首を横に振って、ただ興味本位で現界から遊びに来た客よ、と嘘を吐いた。
「随分と酔狂な奴だな」
中年の男性が、飽きれた様子でそう言った。
「そうね。でも、私は貴方達の知りたい情報を知っているわ」
そう前置きしてから、澪みおの資料に書かれていたアクアツアーの情報を伝えた。
そして自身の見た夢を思い出し、最後にこう付け加える。
「恐らく……あの歌は、聞いた人間を眠らせて、望んだ夢を見せるものなのでしょうね」
四人の影達も覚えがあるのか、それぞれに顔を見合わせた。
「そんな。それじゃあ、アクアツアーが出口に繋がっているっていう噂は、嘘だったんですか?」
女性は瞳と声を震わせながら、バンシーにすがるように尋ねた。
話が理解できないバンシーに、中年の男性が説明する。
「アクアツアーに乗った連中が誰一人戻ってこなかったから、ここが出口に通じているっていう噂が流れたんだ。
俺達五人はそれにすがって、同じ船に乗った。
一度は帰れたと思ったんだが……そうか、すべて夢だったか」
中年の男性はそう言って、辛そうに俯いた。
「あ、でも、それじゃあ……皆眠っていたのに、どうやって目覚めたんでしょうか」
まだ諦めきれていない女性が、当然の疑問をバンシーにぶつける。
そこに、脱出の活路を見出そうとしているようだった。
「誰かが、もしくは何かが、人魚を倒して私達を救ってくれたんだと思う」
女性はその何かを探すように辺りを軽く見回したが、当然ながらその人物を見つけることはできなかった。
女性は明らかに落胆した様子を見せ、再びすがる様な視線をバンシーに向ける。
「その誰かはどこに行ったんでしょうか。私達を、助けに来てくれたんでしょう?
それなら、ここから出してくれたっていいじゃないですか!」
恐らくその何かは人魚からバンシー達を助け出すことができても、この異界から救うことはできなかったのだろう。
バンシーはそう考えていたが、それを女性に言うのははばかられた。
それでも、その沈黙は女性に残酷な真実を悟らせる。
「…………私達は裏野ドリームランドに閉じ込められたままなの? 出られ、ないの?」
バンシーは、その為に私はここに居る、そう言いかけて止めた。
先程の興味本位で遊びに来たという言葉と矛盾してしまうし、どうやって救うつもりかと問われたら答えられない。
バンシーが黙っていると、どうしようもないのね、と女性は悲しそうに俯いた。
俯いたまま、女性はおぼつかない足取りで陸地に向かった。
何かを探すようにきょろきょろと辺りを見回して、やがて人魚が居たであろう貝殻に横になった。
「をい」
若い男性が怪訝そうに呼ぶと、だってしょうがないじゃない、と女性は横になったまま答えた。
「私達は帰れないんでしょう? それなら、私は起きていたくない。
まだあの夢の中に居たい。それが叶わなくても――この遊園地から出られない現実を直視するよりは、ずっとマシよ」
それだけ言って、女性は黙ってしまった。
しばらく若い男性は辛そうにその姿を見ていたが、やがて中年の男性と女の子、そしてバンシーの方を見た。
「…………あんたらは、どうすんだ」
「私は、脱出方法がないか探してみる。他にすることもないしな」
「あたしも!」
「私は、このアトラクションを最後まで乗っていくわ。その為に来たのだから」
それぞれの答えを聞いた男性は、そうか、とどこか安心した様子で言って、女性を一瞥した。
「俺も……おっさん達を手伝うかな。
彼女と同じように逃げたいけど、それはまだ早い気がする」
若い男性はそう言って、少女と中年の男性と共にアクアツアーの出入り口へと向かった。
2018/03/16
第5話修正 メリーゴーラウンドが動いている描写追加。別に本筋には影響しない。
『都市伝説としでんせつNo.21876 勝手かってに動うごくメリーゴーランド
メリーゴーラウンドが誰だれも乗のっていないのに動うごいている噂うわさ。
異界いかいで動うごいているのが観測かんそくされたことにより生うまれた噂うわさである。
観測かんそくしてみたが、誰だれも乗のっている様子ようすがない。
無人むじんなのに動うごかされている点てんを除のぞけば、ただのメリーゴーラウンドに見みえる。
こことアクアツアー以外いがいのアトラクションには人ひとが居いるので、この二ふたつには誰だれも乗のりたがらない理由りゆうがあるのかもしれない』
バンシーは澪みおの資料を思い出しながら、目の前のメリーゴーラウンドを観察した。
ピンクを基調とし、その屋根や柱には舞踏会の風景が描かれ、ゴンドラと馬の乗り物がある普通のメリーゴーラウンド。
絵の中にはピンクのドレスを身に纏った金髪碧眼の女性がおり、バンシーを救ったお姫様によく似ていた。
彼女と彼女と踊る王子らしき人物だけ顔が描かれていることから、この二人がメインなのだろう。
ただ、お姫様が描かれているというよりは、この絵を基にお姫様が生まれたという方が正しいような気がした。
無人なのに何故か稼働しているという点以外、おかしなところは見当たらない。
「誰も乗っていないのに、動いているのね」
バンシーがその疑問を見つけると、お姫様はあっさりとその理由を答えてくれた。
「私メリーゴーラウンドが動いているところが好きで、ずっと動かしているのよ」
お姫様は嬉しそうにそう言いながら、操作盤のある小屋に入りメリーゴーラウンドを止めた。
「ねぇ、これはどういうアトラクションなの」
恐る恐る尋ねると、秘密、とお姫様は答えた。
「乗ってからのお楽しみ。
大丈夫、怪我とかはしないから」
お姫様はそう言って楽しげな笑みを浮かべると、バンシーに乗るよう促した。
何が起こるか分からないのは不安だったが、バンシーは万一の時は馬よりゴンドラの方が動きやすいだろうと判断して、近くにあったゴンドラを選んだ。
ウェストバッグをゴンドラの入口に置き、いつでも人形が動けるようチャックを少し開ける。
「では、出発いたします」
お姫様が、バンシーが座ったことを確認し楽しそうに言う。
ゆっくりと、メリーゴーラウンドが動きだした。
第五話修正2
メリーゴーラウンドにハッピーエンドパターンもある説明追加。別に本筋には影響しない。
「でもただリアリティあるだけだとつまらないから夢の内容をランダムにしたの。
それとロシアンルーレットの要素もあると面白いなと思って偶に死んだりするようにしたのよ。
お姫様になって王子様と幸せになるっていうパターンもあるのよ」
2018/03/15
第一話修正
バンシーに漢字読めない設定が追加されたため、澪の資料にすべて「ふりがな」をふりました。
以降、随時すべての資料にふり仮名が追加される予定です。
第二話修正
裏野ドリームランド(現界)で、異界への入り口がある描写。
バンシーが突っ込むわけではありませんが、今後この入り口について触れるエピソードがあるので、一応記載。