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遥か高みへ至る者  作者: 英明孔平
第一章 
23/59

幕間 ヒーロー

 あの頃の俺は若かったんだろう。


 若かったと言っても小学校の頃だが。


 あの頃俺は、ヒーローに憧れていた。

 小学校の少年と見れば珍しくないだろう。


 しかし、俺は他の少年よりも憧れが強すぎたんだろう。


 小学校三年生だかの頃に、親の仕事の都合で俺は引っ越しをした。


 転校すると親から聞かされた俺は泣きじゃくったが、子どもだった俺に止める手段はなかった。


 結局転校することになり、当時のクラスメイトと泣きながら別れたことは今でも懐かしい。


 引っ越したばっかだった時はずっと泣いていたが、転校先の学校の登校日が近づいてくると段々と落ち着いてきた。


 その時俺は、転校という特殊さと好きだった戦隊ヒーローの影響からか、調子に乗っていたのだと思う。


 転校初日に俺はやらかしてしまった。


 初日の休み時間にある何人かのクラスメイトが、他人の机に落書きをしたりごみを入れていたのだ。


 カッとなった俺はそのクラスメイトに注意をしてしまったんだ。


 その次の日からはお察しの通り、標的が俺になっていた。


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