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自分でやりやがれ!
夢羽side
「ほんと!?夢羽ちゃん!?」
「うん…。」
そのとき、3人の意地悪君たちがニヤッとした気がした。
あくまでも、気だよ?
だけど、なんか寒気がしたのよ…。
「じゃあ、今からお母さんたちは出ていきます!」
「え、今日から!?」
「うん♪準備もばっちりなのよー。」
うっそ!最後の日くらいしばしの別れを惜しむものじゃないの!?
「はい…。しばらくの間、さようなら…。」
そう私が言うと、嵐のようにお母さん軍団は去って行った。
しばらくして、藪田が口を開いた。
「おい。」
誰も反応しなかった。
「おい。」
もう1度薮田が言った。
「おい!須藤!」
「え、私!?」
「以外に誰がいる。」
「あと2人ほどいますが…。」
「こいつは、廉人。あいつは隆太って呼ぶもん。お前はおい、だ。」
「はぁ!?!?」
「とにかく、腹減った。飯作れ。」
何様ですか!?
私はお前のなんだよ!メイドか?家政婦か?
「自分で作りやがれーーーーー!!!」
私はそう叫んだ。