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魔族の掟  作者: ベイカーベイカー
第五章 魔族戦乱
101/122

 ★人物紹介サブキャラ ←NEW (3月9日)


現在、ある企画を活動報告で発表しました。

今回の投稿は分割しただけですが、その企画ならみなさんは楽しめるかと存じます。

こんにちは、ベイカーベイカーです。

長くなり、混雑していたのでメインキャラとサブキャラに人物紹介を分裂させました。



基本的に、あんまり意味はありません。目安です。

なにせ、ここの登場人物たちは魔術などで簡単に能力をブーストできる連中ばかりですから。


あと、作者のファッションセンスは壊滅的なので、具体的な格好と服装は省きます。



※平均的な十八歳の男子のパラメータがオール10と想定しています。


筋力:素の基礎的な筋力。強化魔術等の効力これに比例するが、あんまり意味が無い。


頑健:本人の頑丈さと病気のなりにくさ。防護魔術等の効力に比例するが、あんまり意味が無い。


魔力:これを百倍した数値が本人の最大MP。この値だけ、一般人の平均が0.5。どれだけ魔術を連続して使えるか。


感覚:反応力や魔術的な直感など、かなり大事。


鋭敏性:本人の素の素早さ。結構大事だが、空間転移や瞬間移動が普通な領域になると、あんまり意味が無い。


精神力:本人の精神力の値。精神的な強さ、魔術の制御及び魔術の強度や維持し続ける能力。結構大事。


抵抗力:所謂レジスト能力。魔術に対する抵抗力を意味するが、所詮人間の抵抗力なんて無いも同然である。


才能:魔術的な才能の総合的な値。一番数値化が難しい能力。あくまで客観的な目安であることを留意。多才だと数値がヤバくなる。


ちなみに、才能10の人間5人は才能50の人間とイコールではない。

数値が離れれば離れるほど、能力は二次関数のグラフ並みにインフレしていく。



スキルのレベルは熟練度を示します。

レベル1がまあまあの練度、レベル3で一人前、レベル5で他の追随を許しません。



属性アライメントを追加します。D&Dにある、キャラクターの倫理観や価値観を示します。

秩序、中立、混沌の中から、善・中立・悪のどれかに属します。

二面性がある場合、二つの属性を持っている者もいます。

具体的には「アライメント 属性」などでググれば出てきますので興味が有ればウィキなどを参照してみてください。

・・・・パクリじゃないよ、リスペクトだよ!!



注意※

元々未設定だったり、その特徴が出ていないキャラはその場の勢いで決めているところもあるので、ズルいですが後から変更することもあります。

追加事項の際には、あとがきで明記します。





―――魔術連合『本部』(首脳陣)

魔術同盟を前身とし、かつての世界で大規模な魔女狩りに対抗すべく生み出された組織。

現在では各地に影響力を持つ強大な魔術師たちが集い、魔術の知識の保全などを行っている。


魔導師になる条件。(現時点で判明しているもの)

・伝承できる魔術体系を一つ以上極めていること。

・一定以上の不死性があること。

・一定以上の人間に影響力があること。

・能力/才能が90以上。

・独自の秘術を保有していること。




名前:リュミス・ジェノウィーグ 年齢:少なくとも3000 性別:女性

属性:秩序にして中立、或いは秩序にして悪


筋力:6  鋭敏性:9

頑健:7  精神力:5

魔力:3  抵抗力:11

感覚:6  才能:2


特徴:

魔術連合『本部』の顔役である『盟主』。

一大魔術組織のトップとは思えない驚異の能力を持つ魔術師。

周囲からは常々“無能”呼ばわりされており、彼女の一挙一動に市民階級の魔術師たちは不満を常に漏らしている。

彼女がトップに置かれている理由は、『黒の君』が師匠というだけで、いつでも責任を押し付けて、頭を挿げ替える用の生け贄である。

そもそも『黒の君』の弟子と言うのが嘘っぽい。捏造ではないのか。

と、言うのが主な世間の評判だが・・・・?


スキル:


“謀略家” レベル4

人を欺く才能。そして謀略を企て、成功させる才能。

レベル4は大多数の人間を容易に欺け、自在に操れる。これは自前の才能ある。


“英雄の血脈” レベル――

先祖に偉業を成した人物の血を引いているということ。

生まれながらに戦闘センスが優れた補正を有する。


“指揮官” レベル???

え、こいつにそんなスキルあるわけないじゃない。by『黒の君』


“エルダー・ブック” レベル――

???


“――――:栄光の歴史書” レベル??

???





名前:魔導老 年齢:900強 性別:男性

属性:秩序にして中立


筋力:22   鋭敏性:22

頑健:――  精神力:180

魔力:32   抵抗力:61

感覚:999   才能:96


特徴:

魔術連合本部のナンバー2。誰も本名を知らないし、知りたがらない。

魔術師がこの世界に移住した当時から生きており、その長命を利用した人脈でその影響力はどの“魔導師”よりも絶大である。

精霊魔術を極めており、その恐るべき感覚からの直感は一を聞いて百を知り、未来をも予知できると言う。

政治的な手腕も長けており、彼を事実上のトップに据えようとする勢力も存在するほど。それで、『盟主』を支持する勢力とで現在『本部』は二分されている。

彼自身、見るに堪えないからという理由でリュミスには表舞台から退場してもらいたいと思っている。

『プロメテウス』曰く、それは彼が『盟主』にぞっこんだから、と解釈している。

無駄と知りつつも地上の自然環境保護を援助したり、現在数を減らしつつある妖精の保護に努めている。

が、魔術師なので彼も当然後ろ暗いことをたくさんしているし、自身の目的に反するなら、それの排除にどんな手段をも用いる。

“魔導師”の中でも社交的な方で、色々な工作の際にはその人脈を使ったりもする。

自然をないがしろにする『プロメテウス』とは犬猿の仲。

『マスターロード』とは三百年来の友人で、一度本気でやりあったことがある。彼に関して一番驚いたのは、ちゃんと“魔導師”の役割を果たしていること。

彼にとってやんちゃな息子の延長みたいな感じなのか、それ以来二人で謀略を企てつつも(公然の)秘密の茶会をたびたび開いている。

趣味は御菓子作り。達人級。悪人面に似合わないと評判。


スキル:


“精霊魔術・全般” レベル5

森羅万象に存在する精霊を媒介にし、操る魔術体系を会得している。

強力だが同時に、人が選ばれるので会得するのが難しい。

精霊の概念は形が違えど世界中に普遍的な考え方であり、最も派生が多い魔術体系。

レベル5は人間が想像できる限りの極地まで極めた練度。


“不死??”レベル4

ランクB相当。何らかの魔術によって不死身となっている。

その詳細は不明。


“―――”レベル??

魔導老の編み出した、彼が“魔導師”たる秘術。詳細不明。





名前:カーディナル 年齢:900弱 性別:女性

属性:秩序にして中立


筋力:75   鋭敏性:64

頑健:――  精神力:587

魔力:74   抵抗力:69

感覚:156  才能:92


特徴:

神聖白魔術を極めた“魔導師”の一人。誰もが『カーディナル』と彼女を呼ぶ。

事実、女性に厳しい宗教であるカトリックにおいて非公式ながらも枢機卿の地位にまで上り詰めている。

こと魔術関連における権限は、法王すら動かすほどである。

過去の過酷な経験から正しい信仰を見出そうと、自ら作り上げた聖堂騎士団の事実上の指導者であり、昔はそれなりに過激だったが中世魔女狩り時代の悲劇を経てからは、世界中で邪悪な異教徒や異端者を教義に正しい意味で狩ることを是としている。

とにかく現場主義で、普通に最前線で戦ったりもする。

性質上異教徒は見逃せないが、魔術連合の立場関係で他人に迷惑を掛けない限り、監視などの寛容な処置を取っている。

彼女の宗教上の思想は独特で、現行のどの主義にも該当しない。

そのカリスマ性から部下から絶大な信頼を寄せられており、神ではなく彼女を崇めているのではないかと揶揄されるほどである。

過去からの確執から、吸血鬼集団と永遠に終わらない戦いを続けている。

新たなる信仰のフロンティアを求め、エクレシアを魔族の領域に送り込んだ張本人。その狂人じみた発想は、まさしく正しい意味での狂信者である。


スキル:


“神聖白魔術” レベル5

基督教の奇跡や聖書の伝承を礎にした魔術体系。

黒魔術に対する優位性を持ち、攻守共に汎用性が高く、他の魔術体系に比べ圧倒的な生存率を誇る。

通称、神聖魔術、教会魔術。そう言われたらだいたいこれ。

レベル5は篤い信仰心と共に己の高い才能を絶え間ない研鑽にて磨き上げなければできない。並みの精神力では不可能。


“鋼鉄の信仰心” レベル5

長年における揺るぎ無い神への信仰が鋼鉄の如き精神を作り上げる。

幻覚、精神干渉計の魔術をレベル×20%の確率で無効化する。

レベル5は人間の想像を超えた精神力。能力/精神力に500上乗せする。


“不死??” レベル4

ランクB相当。何らかの魔術による不死身になっている。

特殊な魔術の効力のより、基礎能力が能力/感覚を150上乗せし、才能以外の能力を50上乗せされている。


“秘術・勝利者の歴史” レベル5

『カーディナル』が編み出した、彼女が“魔導師”たる秘術。

敵対者を宗教的及び武力的、魔術的方法のどれかで打倒した場合に、発動条件が満たされる。

敵対者の存在を全ての人間の記憶、または書物、及び歴史そのものから概念的に排除する、究極の歴史変成魔術。

この魔術の効力を受けると、対象が人物であれ出来事であれ、実在が出来なくなり、架空の存在となる。


“神託??” レベル??

彼女は秘術によって神の言葉を聞けると言う。

その真偽は不明である。


“指揮官” レベル4

指揮官としての熟練度ではなく、どれだけの規模の軍隊を動かすことが出来るかの才能。

また、レベルの数だけの種類の得意な指揮官命令を迅速に実行できる。

レベル4は戦略レベルでの軍隊を一人で満足に運用が可能。

信仰結束:信仰の力で結束し、恐怖を消し士気を最大まで上昇し、一切低下させなくする指揮官行動。

信仰体現:自ら前線に出て活躍することにより、全部隊の連携を強化し突破力を上げる指揮官行動。

聖歌隊唱歌命令:グレゴリオ聖歌隊を要請し、全部隊の防護力とアンデットや異教徒に対する特攻効果を強化する指揮官命令。

聖戦開始要請:教皇の許可を得て、戦略級魔術『聖戦』の発動をさせる指揮官命令。





名前:プロメテウス 年齢:少なくとも400以上 性別:男性

属性:混沌にして善


筋力:――  鋭敏性:――

頑健:――  精神力:――

魔力:――  抵抗力:――

感覚:――  才能:――


特徴:

六十年前に人類の核技術の危険性を魔術師に訴え、その席で“魔導師”になった男。

それが由来で『プロメテウス』と呼ばれるようになった。当人はレオナルドと名乗っている。

物理魔術を体系化したという業績がある。核の危険性を解きながら、自らが核の力に魅入られている。

太陽崇拝系の魔術が専門で、火を扱う魔術においては『黒の君』をも凌ぐとも言われている。

実際の戦闘力も非常に優れており、“魔導師”を二人殺して“戦争”を終わらせた、ある種の英雄でもある。その戦果を持って“魔導師”に選ばれたと言われている。

彼が居なければ、産業革命は何百年も遅れていたと言われている。その経歴から、地上の人間の対応を『盟主』から一任されている。

性格は常に上から目線の見下した態度を取り、狂言回しのような役割を演じる。

しかし、当人は自ら感情を捨てたと言っている。その上で野心家であり、様々な人物と手を組んで、色々と暗躍している。

危険な思想を持っており、人類の繁栄の為ならいかなる犠牲をも厭わないという、彼なりの信念で行動している。

科学技術にも精通しており、その技術は地上の最先端をも上回る。

実は『盟主』に“魔導師”に任命されると、必ず『黒の君』が挨拶に来るのだが、彼は認められていないのかその挨拶が来ていない。

それを根に持っているのか、彼は『黒の君』打倒を目標に掲げている。

結構空気が読めなかったり、場を和ませようと冗談を言ったりするがシュールすぎて誰も受けない。

“魔導老”とは犬猿の仲。


スキル:


“不死??”レベル――

レベルB相当。何らかの魔術によって不死身になっている。

彼にとって肉体など意味をなさないので、能力が存在しない。


“威力を上げて物理で倒せばいい” レベル4

この世界は物理法則によって成り立っていると言う前提の下、この能力の持ち主の攻撃は物理的手段によってしか防ぐことが出来なくなる。

この能力の持つ主の攻撃を受けた者は、“常識”に則ったダメージを受ける。

例え人が銃を喰らっても平気なほど耐久性を上げていても、この能力の前には普通に生身の人間が受けるダメージと同等になる。


“秘術・『炎の簒奪者プロメテウス』” レベル5

『プロメテウス』が編み出した、彼が魔導師たる秘術。

あらゆる文化や文明の原点である人類は火によって繁栄が齎されており、それを消失させる秘奥。

彼を中心に一定範囲は、全ての“火”の概念が消失し、そこから派生した文明の利器や魔術などが全て無効化される。

事実上、発動すれば相手が人間なら一切の魔術効果が消滅し、生身同然となる。

神から火を盗んだプロメテウスの伝承が元になっている。そして彼は、人類から“火”を奪う。





名前:パラノイア 年齢:少なくとも400以上 性別:女性

属性:混沌にして悪


筋力:――  鋭敏性:――

頑健:――  精神力:168

魔力:――  抵抗力:――

感覚:――  才能:98


特徴:

名前を喪失した中世魔女狩り時代に活躍した生粋の魔女。

『黒の君』曰く、彼女ほどの魔術師はこの世界では初めてだと言われるほどの実力者だった。

特に精神干渉系の魔術に関しては右に出るものは居ないと言われている。

名前を奪われなかったら、その世代最高の女性魔術師に送られる“魔女”の称号も夢ではなかったと言われている。

『カーディナル』と敵対し、敗北して一族郎党皆殺しにされ、対抗すべく立ち上げた魔女宗教も壊滅、追い詰められいざ殺されると言ったところで『盟主』によって助けられた。

それ以来、彼女はそれを恩義に感じて“魔導師”に任命された。

現在は、ただひたすら自身の後継者となる人材を探し求めている亡霊。

その姿はまさしく偏執狂であり、自身の意識が残ってなかろうが関係ないという極めて危うい精神状態にある。

その死体は“処刑人”として使用しており、別の意識で『盟主』の為に働く人形である。


スキル:


“霊体” レベル――

肉体を喪失し、魂と精神だけの存在となっている。

能力/精神力を毎ターンごとに1ずつ減少し、ゼロになると生者を貪るだけの悪霊と化す。

これは専用の魔術によって緩和できるが、ゼロにすることはできない。


“黒魔術” レベル5

悪魔崇拝、魔女術、死霊魔術など多くの派生を生み出した呪術を主にする魔術体系。

ここでの黒魔術は派生して専門性を求めたものではなく、黒魔術の全般を言う。

レベル5は最高クラスの練度。


“秘術・『精神感染マインドスピリット』” レベル5

『パラノイア』が編み出した、彼女が“魔導師”たる秘術。

他人に魔術を使わせることに特化した魔術で、自分の精神を他人に寄生させることができる。

寄生させた精神は、彼女の練度をそのままに宿主の精神を鏡写しにしたようになる。

それは多重人格障害に似ていて、それそのものだとも言われている。

彼女は寄生した精神と自在に入れ替わることが可能であり、本体を消滅させるには事実上、全人類の全滅以外不可能である。





名前:エンプレス 年齢:14 性別:女性

属性:秩序にして中立


筋力:9   鋭敏性:8

頑健:8   精神力:118

魔力:32  抵抗力:12

感覚:89  才能:95


特徴:

北アジアの数多の部族の魔術師を牛耳る姿から『女帝』と称される“魔導師”の一人。

ちゃんとした不死性を持っている他の魔導師たちとは違い、何世代も転生を繰り返し、死すると蓄えた知識を持って次の有力な才能を持つ世代の子孫へとして生まれてくる。

場合によっては百年単位で復活出来ない事もある。その間は当然“魔導師”は空席となるが、転生の折には必ず一人は弟子を作り、死後はその弟子に一切を任せる。

一子相伝を旨とし、その秘術は一切書物になど残さないと言われている。

世界でも五指に入る強大な呪術師で、一族を救った前世は神として崇められているほどである。

多くの呪術師を纏めているだけあって、“魔導師”の中では恐らく一番社交的である。

黒魔術などにも精通しているが、民俗学から数多の魔術を復元したり、生粋の学者タイプの魔術師で、荒事は多分“魔導師”の中で一番得意ではない。

とは言え、『カーディナル』が彼女の縄張りに宗教的進出が出来ないのは、ひとえに彼女の力があるからだとも言われている。


スキル:


“転生” レベル5

輪廻転生の仕組みを解き明かし、生と死を行き来することができる。

あらかじめ準備をしておけば、いつ肉体が滅ぼうともいつの世代に復活することが出来る。


“―――” レベル??

『エンプレス』が編み出した、彼女が“魔導師”たる秘術。

詳しいことは不明。





名前:ピブリオマニア 年齢:?? 性別:なし

属勢:中立にして善


筋力:??  鋭敏性:??

頑健:??  精神力:??

魔力:??  抵抗力:??

感覚:??  才能:??


特徴:

経歴から何まで、全てが謎に包まれた“魔導師”。人呼んで、『読愛蔵書狂』。

見た目はあどけない少女だが、少なくとも『プロメテウス』よりは年上らしい。

魔具と魔導書を解析させたら右に出るものは無いとされ、第二十九層に存在する『本部』の全てとも言える大図書館の司書であり、番犬でもある。

その大図書館のおぞましさと共に、彼女は語られる。

リーディング系魔術の達人で、どんな存在であろうとも情報を奪い尽くすことが出来る。それで付いた蔑称は“人喰い司書”。

『盟主』の腹心とも言われており、彼女の命令には絶対だと言う。

知識を貪ることを至上の楽しみとしており、常に何かしらの本を持ち歩いて読んでいる。

恐ろしく口数が少なく、油断するとその存在を忘れてしまうほど希薄な存在である。


その正体は『黒の君』が作成した全ての自立型魔導書のプロトタイプ。

彼が後に作成した魔導書の全ての原型であり、その化身である人工精霊が彼女の本質である。

唯一つ本体とは分離しており、本体のある限り彼女は不死身。

化身は至宝である『水の宝玉』を媒体としており、その力を自在に操ってスキル:“情報捕食”を可能とする。

創造主命令でリュミスは知らないが、彼の作った魔導書の管制機能と魔具の統括し管理を行っており、それらの全ての位置を把握している。


スキル:


“情報捕食” レベル5

『ピブリオマニア』が“魔導師”たる特殊技能。

至宝『水の宝玉』の力を借りて、対象となった物体及び生命体を構成する情報を略奪する。

対象の記憶、知識、構成要素を全て情報化して、吸収する。たとえ対象が概念だけの存在だろうと、実体の無い幽霊だろうと有効である。

相手に意思がある場合、彼女の能力/魔力と能力/精神力を足した値から、対象の能力/精神力と能力/抵抗力と足した値で抵抗することが出来る。

このスキルによって完全に情報を食い尽くされると、対象は消滅する。


“魔導書補正” レベル――

所有している魔導書による補正。

彼女の場合、大図書館にある魔導書群によるバックアップを受けることが可能。

魔導書の数×最大30を各魔術的能力に補正をする。

ちなみに大図書館に存在する力のある魔導書は少なくとも五十万を超えている。


“魔導書統括” レベル――

魔導書を統括して管理する能力。彼女は創造主の作った全ての魔導書と魔具の位置を把握している。

それ以外にも保有する魔導書の数だけ存在のバックアップを受けて、身体的な能力を上乗せする。


“精霊特性” レベル――

精霊の特性により、彼女は死という概念とは無縁です。

本体の魔導書が破壊されない限り、彼女は決して致命傷を負わない。





名前:ギリア 年齢:少なくとも60以上 性別:男性

属性:混沌にして中立


筋力:??  鋭敏性:??

頑健:??  精神力:??

魔力:??  抵抗力:??

感覚:??  才能:91


特徴:

ルーン魔術の大家である名門ハーベンルング家出身の武闘派な“魔導師”。

由緒正しい家柄で、祖先は魔術師が入植する前の生き残りであり、その世界の血を濃く保ってきた典型的な貴族型の魔術師。

武闘派というだけあって、非常に実力派な魔術師であり、その戦闘力は“魔導師”としての若さに似合わず三指に入る。

それだけでなく、自身の得意とする北欧系の数多の魔術を復元したとして学術的功績も大きく、間違いなく稀代の天才の一人である。

ほぼ同時期に“魔導師”となった『プロメテウス』より出遅れており、野心的な活動を行っている。

代々典型的な魔術師の家系であり、人脈面に弱く“魔導師”となった最近はそれを含め自身の戦力強化に力を入れている。

娘が三人おり、当人は非常に愛情を持って育てている。が、家を継いだ次女以外は家を出て行ってしまったことに落胆している。


スキル:


“無貌の仮面” レベル5

ハーベンルング家独自の秘術。その開発にはあの『パラノイア』も関わっていると言う。

自身の人格を複数所有し、状況によって適格な能力を持った人格で対応することによって、あらゆる状況に対応することができる。

それぞれの人格が魔術の制御を担当することができ、表に出る人格によって所有するスキルや能力値が異なる。

その為、知らない人が見れば突然彼が豹変したようにみえる。彼が多才な理由でもある。

同時にその習得は先天的施術だが、練度を高めるのは非常に困難を極める。


“ルーン魔術??” レベル5

北欧の戦神が始祖である魔術体系を会得している。

が、彼の使う魔術はそれだけでは説明が出来ない。秘術とは、秘すから秘術なのである。

レベル5は、己の才能の限界まで極めている。





名前:マスターロード 年齢:少なくとも五百以上 性別:男性

属性:混沌にして善、或いは秩序にして悪


筋力:145  鋭敏性:95

頑健:231  精神力:115

魔力:176  抵抗力:260

感覚:80  才能:90


特徴:

多くの魔族を力によって支配し、相互利益の為に人間と交渉する為に“魔導師”の役目を『盟主』から貰い受けたドレイクロードの男。

“魔導師”としての発言力は皆無だが、やろうと思えばどの“魔導師”より多方面に影響を与えられる力を持っている。

魔族の首魁として“魔導師”の称号を宛がわれたが、その実力は本物である。

魔族最強に相応しく、一部の例外を除き、人型で彼を超える能力を持つ生物は存在しない。

その戦闘力は五分の一の『断片』程度なら魔王にも匹敵するほどである。

またドレイク族の族長でもあり、神官でもある。クラウンの父親だが、当人からは全く慕われていない。

知能は人間より高いが、粗暴で弱者を見下すし、自分から細かい面倒な作業はしたがらないし、小さいことはすぐに忘れる。

良く言えば豪快だが、結構子供っぽい性格をしている。ガキ大将のような性格というのが的確である。

とは言え、人間の文化を積極的に取り入れたり、教育機関を創ったり、無駄な犠牲を嫌ったり、意外にも文化人である。

彼の行動原理は、崇拝する魔王への忠誠である。

人間は基本的に見下しているが、“魔導老”だけは唯一例外で、厚い親交を持っている。

リンドドレイクのフリューゲンとは仇敵というか好敵手みたいな関係。能力では圧倒しているが、技術では完敗していて向きになっている。

好物は魔族の領域では非常に貴重な砂糖をふんだんに使った甘いもの。これが無かったとっくに人類と戦争をおっぱじめている。


スキル:


“精霊魔術・魔族系統” レベル5

精霊を直接操り超常現象を起こしたりする、人間より精霊に近い魔族にしか扱えない攻撃性が高い魔族独自の魔術体系。

人間の精霊魔術は精霊に訴えかけ、消費した魔力でそれ以上の結果を得るため、人間とは真逆の性質を誇る。

レベル5はこの魔術を極め、神髄に達している。


“竜の血脈” レベル――

伝説の幻獣であるドラゴンの血を引いているということ。

驚異的な生命力と魔力、魔力抵抗、火や熱に対する高い耐性を生まれながらにして有する。

また、『奇跡』の概念を保有しない限り、この血を引く者の攻撃は魔術的防護を無条件で貫通する。


“竜神の加護” レベル5

竜神の神官に与えられる魔術的な加護。

能力/才能と能力/感覚以外の能力を50上乗せし、『奇跡』の概念を有する攻撃以外のダメージをレベル×10%軽減する。

レベル5は最高位の神官に与えられる加護。


“指揮官” レベル4

指揮官としての熟練度ではなく、どれだけの規模の軍隊を動かすことが出来るかの才能。

また、レベルの数だけの種類の得意な指揮官命令を実行できる。

レベル4は戦略レベルでの軍隊を一人で満足に運用が可能。

全軍一斉攻撃命令:優勢の場合、自らの指揮する全部隊で一斉攻撃することにより、士気を最大まで高め敵前線に大打撃を与える指揮官命令。

竜咆号砲:竜の咆哮により敵部隊全体の指揮を低下させ、その脆さを攻撃させる指揮官行動。

竜王親征:自らが航空戦力を率いて、卓越した指揮と連携により一斉爆撃を行い敵全域に大打撃を与える部隊行動。

蹂躙破壊命令:敵の領土や建物を徹底的に破壊し、田畑を蹂躙しながら侵攻する部隊行動。草の根一つ残さない。





―――“処刑人”

『盟主』直属の抹殺部隊。

ツーマンセルで行動し任務を遂行する。

主に優秀な才能を持っているが、魔術の継承などに問題がある者たちや、『盟主』に保護を願った魔術師によって構成されている。

たった十数人しかいないが、それで“本部”の秩序は保たれている。





名前:ロイド 年齢:27 性別:男性

属性:秩序にして中立


筋力:11  鋭敏性:9

頑健:12  精神力:34

魔力:25  抵抗力:11

感覚:33  才能:63


特徴:

サイネリアと組んで任務を行う“処刑人”。

呪殺に特化したスキルを持つ呪術師であり、その卓越した技術で“死神”と称されるほど才能や能力を上回る敵を屠ってきた一種の天才。

主に相方のサイネリアがあまりにも被害を出し過ぎるので、そのストッパーとして彼女に宛がわれた。

常識では考えられない速度で敵を呪い殺せるが、その慎重すぎる性格も相まって仕事のたびに入念な準備を怠らない。

その為、とりあえず敵を見つけたら殴る、というスタンスのサイネリアとは相性が悪い。色々な意味で彼女によく振り回されている。

“処刑人”になる以前は、地上で殺し屋まがいのことをしており、依頼で『盟主』を殺そうとして逆に殺されかけたところ、その腕を買われて助命された。

とにかくだれも信用しておらず、生き残る為なら何でもする小物タイプだが、ハードボイルドな男に憧れている。しかし、様にならない。(だいたいサイネリアの所為)

多分命がそのまま大人になったらこんな感じ。

いつもサイネリアへの愚痴を絶やさないが、意外にも義理堅く彼女を含めた同僚からは信頼されている。

“本部”の農村出身だった反動か、魔術の造詣が深く、以前は世界各国の伝承や遺跡を見て回っていた魔術マニア。

日本かぶれのサイネリアのお蔭か、魔術師のくせに携帯電話など近代技術なども使いこなす。


スキル:


“黒魔術” レベル4

悪魔崇拝、魔女術、死霊魔術など多くの派生を生み出した呪術を主にする魔術体系。

ここでの黒魔術は派生して専門性を求めたものではなく、黒魔術の全般を言う。

レベル4だが特定の分野に特化し、非常に尖がった技術を持っている。


“呪殺の才能” レベル――

呪術を用いて敵を間接的に殺すことに長けた天性の才能。

こと呪殺に関しては、才能以上の能力を発揮する。


“超速魔術運用” レベル5

独自の技術により、思考節約、術式圧縮、詠唱短縮、高速術式処理などの詠唱スキルを連続して行い、本来なら一週間単位の儀式を必要とする呪術をあらかじめ設定し、超高速で発動させることが出来る。

逆にこれを併用しながら長時間の儀式により、呪術の密度を高め、魔力抵抗が高い相手でも問答無用で魔術を成立させることが出来る。

膨大な研究と検証が出来なければ不可能な境地。この技術が世に出れば世界中の要人が消え失せるだろう。

欠点は、使用できる呪術があらかじめ限られていること。即応性が悪いが、それを有り余って強力無比のスキル。


“悪運” レベル――

生まれつき悪運が強い。絶対生き残れないと言う状況でも、何だかんだで生き残ってしまう。

その代り平時の運が若干悪くなる。





名前:サイネリア 年齢:自称12 性別:女性

属性:混沌にして善


筋力:23  鋭敏性:29

頑健:19  精神力:40

魔力:46  抵抗力:25

感覚:23  才能:86


特徴:

ロイドと組んで任務を行う“処刑人”。

普段は自堕落な脱力系、戦闘時は痛い系の性格になる戦闘専門の魔術師。

そのあまりにも特化した攻撃力から、“暴虐の使徒”と称され、町一つを五分で廃墟にするほどである。その被害を抑える為、ロイドが彼女に押し付けられた。

魔法少女系のアニメが大好き。自分もコスプレしながら半ば成り切っている。

何気に魔術師の名家出身で、全体的な能力が高い。専門の物理魔術に関しては天才的で、既存の数学理論を超えている。

普段は口数が少ないので目立たないがかなり辛辣な言葉を吐く。気に障るとすぐに殴る。(ロイド限定)

相棒のロイドとは反りが合わないが、五年も組んで仕事をしていることから背中を任せるくらいには信頼はしている。自分の相性が悪い相手には、彼に一切を任せたりもする。

が、基本的に自分が殴った方が早いと思っている。

上記の理由で日本被れであり、携帯電話などの地上の文明の利器を使いこなす。戦闘中はだいたいイヤホンをつけて大音量で音楽を聴いている。

妹が二人いるが、次女との仲は最悪である。


スキル:


“物理魔術” レベル4

最近統合された物理学を礎にした魔術体系。

主に力学的エネルギーの増減や歪曲を物理現象で説明できる範囲で自在に操れる。

神秘性が皆無であり、呪術に対する耐性が全くない。

レベル4は理論だけでは辿り着けない領域に居るという事。


“魔導の系譜” レベル5

生まれる前から肉体に施された魔術的な改造。魔術の行使を前提とした肉体は魔術に優れた魂を呼び寄せる。

魔術を効率的に運用でき、魔術による負荷を軽減させる。

レベル5はかなりの専門的な技術で非常に高度な施術されていることを意味する。


“現実と非現実の仮面” レベル2

普段の自分とは別に超常的な自分を作り上げることによって、精神的負荷を分割して大幅に軽減し、状況に最適な能力を獲得する。

元々は先天的に施された実家の魔術だが、彼女にはそれを使いこなす才能が無かった。





名前:ジャンキー 年齢:不明 性別:男性

属性:混沌にして中立


筋力:26  鋭敏性:21

頑健:22  精神力:32

魔力:23  抵抗力:19

感覚:46  才能:59


特徴:

かつては王李にその才能を見込まれ桃源郷で仙人の下で修業していた男。

力を求めるあまり外法に手を出し、追放されて地上を王李と放浪しながら腕を磨いていたが、幾度となく死神の如き男に出会い廃人同然となったあと、処刑人となった。

ここ最近は無理がたたり休養していたが、自らの死期を悟り自らの最後の場所を求めて第二層に訪れた。

最後の最後で自らにどこまでもついてきた王李の死に正気に戻り、自身が力を求める意味を思い出し、自ら命を絶った。


スキル:


“武芸十八般” レベル4

魔術的要素を取り入れた中国武術を含めた徒手空拳から様々な長柄の武器を操る方法を会得している。

レベル4でようやく人間が努力で辿り着ける極限の練度。


“武神” レベル5

武道を極めることにより強靭な精神力を獲得する。

精神干渉系の魔術をレベル×20%の確率で無効化する。

レベル5は非人間的なほど己を高めた明鏡止水の境地。


“戦神の加護” レベル4

北欧の伝承の伝わる狂戦士の得ていた加護にて戦闘力を極限まで高める技能。

“武器”と言う概念によるダメージを最小限にまで軽減し、炎に対する耐性を齎す。


“幻覚” レベル――

重度の薬物中毒により、強烈な幻覚作用が生じている。

距離を把握するどころか常人なら立つことすらままならない。

能力/精神力を50減少する。




名前:王李 年齢:不明 性別:女性

属性:中立にして善


筋力:23  鋭敏性:26

頑健:18  精神力:48

魔力:35  抵抗力:21

感覚:52  才能:63


特徴:

かつては桃源郷でジャンキーと共に仙人の下で修行をしていた仙女。

自分の所為で彼が外法に手を染めたことを悔やみ、彼と共に地上へと追放を甘んじた。

それ以降、長い間世界中を放浪していたが、負い目もあって無茶をする彼の背中を見守ることしかできなかった。

ジャンキーと共に“処刑人”となった後も、献身的に彼に尽くしたが、彼の意を汲んで戦いの中に散った。


スキル:


“道術” レベル3

所謂、タオと呼ばれる魔術の体系。

不老不死の仙人になり、道教の真理を探究することが目的である。仙術、気功術、練丹術などもこれに含まれる。

その性質から習得は非常に難しく、想像を絶する修練を必要とする。

レベル3は地上で極められる限界までの練度である。


“俗世のしがらみ” レベル――

地上に堕ちて俗に塗れた仙人は力を失うと言う。スキル“仙人”を無効化する。

不老不死を失い、本来の能力を発揮できなくなる。




名前:ジェリー 年齢:不明 性別:女性

属性:秩序にして悪


筋力:15  鋭敏性:12

頑健:16  精神力:??

魔力:17  抵抗力:11

感覚:??  才能:71 SAN値:0


特徴:

無数の半透明で淡く光る触手を纏ったおぞましく狂気的な“処刑人”の女性。

見た目は二十代半ばだが、見た目に似合わず甲高いアニメ声が特徴で、その高い声で喧しく神経を逆なでするような言葉を連発する。

『盟主』に従っている理由は、単純に彼女は権力が大好きだから。

正義の名の下に権力を振りかざして、敵対者を絶望のどん底に叩き落として破滅させたり発狂させたりするのが大好きという生粋の狂人。

魔術師になる前は優秀な警官だったが、その歪んだ性癖は生まれつきで、捕まえた犯罪者に罪科を推量し宣告するのが生きがいだった。

ある折に魔導書に触れ、知ってはいけない知識を得て魔術師へと転向した。

『盟主』にその腕を買われるまで、何人もの好みの女性を嬲り殺しにしたという経歴がある。

性格や性癖は最悪だが、実に強力な魔術師でその実力は本物。だがターゲットが若く可愛い女性(純情で十九歳以下の処女ならなお良い)でなければあからさまにやる気をださない。

当然、抹殺命令が好みの相手だった場合、好きにしていい、とあらかじめ許可を貰っている。

彼女の使う魔術の性質上、単独行動が多い。ちなみに好きなプレイは触手攻め。


スキル:


“クトゥルフ魔術” レベル4

並行する別のどこかの世界にある地球に伝わるおぞましき異形の神々を崇拝する魔術体系。

その歴史の浅さに凝縮された狂気はどの魔術体系より飛び抜けており、精神を侵食する魔術に特化している。

抵抗不可能なそれらは、敵味方問わず精神を汚染する。

レベル4は知ってはいけない知識についてかなり深く多く触れてしまっていることを意味する。


“異形の触手” レベル4

自身の魔術により生成する神経に直結した無数の触手を操る技能。

彼女の生成する触手は能力/筋力120、能力/鋭敏性80、能力/感覚50を備えている。

この触手は不思議なゴムのような弾力性を備えており、水分さえあれば幾らでも再生できる。

レベル×4本までの触手を同時に扱える。


“魔導書補正” レベル――

魔導書『水棲生物に対する考察』による魔術的サポート。

精神防護、代理詠唱、高速詠唱、詠唱保護を自動で行い、大規模な儀式魔術を最小で6ターン(六十秒)にまで短縮することが出来る。

この魔導書は独自の魔導炉を備えており、能力/魔力200、能力/精神力50を備えている。





―――魔術連合(魔術師)



名前:メリス・フォン・エルリーバ・“パラケルスス”年齢:23 性別:女性

属性:中立にして悪


筋力:21  鋭敏性:25

頑健:23  精神力:45

魔力:54  抵抗力:31

感覚:38  才能:315


特徴:

恐るべき才能と圧倒的なポテンシャルを持って由緒正しい家系に生まれた、生粋の錬金術師。その才覚は作中で五指に入る。

かつて魔術師のいた世界で千五百年前に残虐非道の限りを尽くし、その世代の最悪の七人を決める『シークレットセブン』に載るほどの強大な魔術師。

本来なら即座に殺されていてもおかしくないが、その才能を惜しまれ封印されていた。そして、その才能が求められ、『盟主』により時を超えて復活した。

どんな物語に出演してもチート主人公を張れるだけのスペックがあるが、性格は傲慢で自己中心的の上に完璧主義者の選民思想の持ち主。弱点は性格だけと言われるほど。

同時に魔術師として誇りを持っている。

自分が楽しければ何でもいいと思っており、嫌いなものは気に入らないモノ。

文武両道で、頭もキレる。あらゆる面に秀でた才能を示し、結果を残す。ただし、料理や指揮能力を除く。

天才にありがちな突発的な状況などにも弱いということもない。

生まれた時から他者の命は実験材料に過ぎなかった為、必要ならどんな残虐なことでも躊躇いなく行える。

非常に幅広い魔術の知識を持っており、多くの魔術を使いこなす。

魔術の研究一筋で、野心や向上心の塊だが、それ以外に対しては結構面倒臭がりでもある。

職人気質でこだわりやロマンを求める。その反面、質より量というゴリ押しを好み、その所為で結構詰めが甘かったりする。

『ブラックトリガー』という二つ名にふさわしく、様々な事件を巻き起こすトラブルメーカーでもある。

ちなみに“パラケルスス”と言うのは錬金術師最高の称号の事である。(自称)

リネン曰く、結構惚れっぽいところもあるとか。

だいたいこいつのせい。



スキル:


“総合魔術” レベル3

『黒の君』が考案した汎用性の高い魔術体系を組み合わせた非常に習得難易度が高い魔術体系を会得している。

複数の魔術の概念を理解していることが前提なので、膨大な年月が必要。

この年齢でレベル3相当は異常である。


“錬金術” レベル5

物質の精錬や転換などを行える錬金術を会得している。

極めればその領域は概念の領域にまで達する。

レベル5は錬金術を極める為に生まれたと言えるほどの才能。


“複製魔術” レベル4

物体の製造工程から完成までを魔力で代用し、具現化するマイナーな魔術。

何も無いところから様々な物を生み出せるが時間経過で消滅する。難度は製造工程の多さと構造の複雑さに依存する。

レベル4は複雑な銃器だろうと難なく具現化できる。


“無窮の才覚” レベル5

知識や経験に重さは無い。天才は無限にそれを積み重ね、血肉に変えられる者である。

天才故にありとあらゆる技能や知識を難なく会得できる。

天才故に壁にぶつかっても簡単に乗り越えられます。

天才故に誰にも理解されません。


“火薬庫の火種” レベル――

先天的にいつの間にか物事の中心に違和感なく存在し、事態を加速させる才能。

それが好転か悪化かは時と場合による。はた迷惑な天運。


“英雄の血脈” レベル――

先祖に偉業を成した人物の血を引いているということ。

生まれながらに戦闘センスが優れた補正を有する。




名前:リネン・サンセット 年齢:22 性別:女性

属性:中立にして善、或いは混沌にして悪


筋力:11   鋭敏性:14

頑健:9   精神力:50

魔力:700  抵抗力:52

感覚:99   才能:205


特徴:

人間とは思えない魔力と才能を有する、空前絶後の召喚魔術師。才能だけなら作中五指に入る天才。

史上最強にして、最悪の召喚師。歴史上唯一、たった10年で“最高位”の称号を得た魔術師。

召喚スキルに特化しており、メリスと違って能力/才能の数値はほとんどこれだけ。

『シークレットセブン』に載るほどの生粋の極悪人。幼少の頃魔女狩りに遭い、その悪行の全てをその復讐だけに費やし、それを生きがいにして生きて、死んだ。

が、ありがた迷惑な親友メリスの手によって、地獄から1500年の時と世界を超えて引きずりだされた。

普段は基本的には、穏やかで他人に優しいし、何事にも真面目で律儀、約束は守るし、気に入れば相談にも乗るし手も貸す。

ただし、相手が聖職者(彼女が嫌いな部類なら特に)の場合、残虐非道の悪魔のような人物になる。

敵対者の絶望に満ちた悲鳴と泣き叫ぶ声を聞くのが大好きで、もはや昔の事なんてどうでもいい。

最愛の相棒ファニーと共に、今日も趣味嗜好を満たしながら、現在これからの事をどうするか考えている最中である。


スキル:


“悪魔召喚術” レベル5

伝説に存在する悪魔を呼び出し、使役または協力を得る黒魔術の系統である。

呼び出した悪魔は常に危険を伴う存在で、隙あらば召喚者を食い殺す。

レベル5は後にも先にも彼女だけ。本気を出せば二日で五万もの下級悪魔の軍勢を呼び出すことが出来ると言う。


“敗戦の星” レベル――

個人レベルではあまりにも強大な力を持って生まれたため、それに対抗させる運命の補正。

彼女が戦闘に参加する場合、1ターン(十秒)×666以上経過すると、10ターンごとに幸運で判定し、失敗するごとにその戦闘で危機的状況に陥る。

この際、絶対的な戦力差が有ろうと、関係ありません。貴女は死神と仲良しです。


“不幸” レベル――

先天的に不幸です。とても不幸です。

だから彼女は神様が大嫌いです。


“指揮官” レベル

指揮官としての熟練度ではなく、どれだけの規模の軍隊を動かすことが出来るかの才能。

また、レベルの数だけの種類の得意な指揮官命令を実行できる。

レベル4は戦略レベルでの軍隊を一人で満足に運用が可能。

過剰速攻指令:一度攻撃を終えた部隊を、疲労を度外視させてもう一度再攻撃させる指揮官命令。

即時補充召喚:召喚魔術で損害が出た部隊の下僕を補充し、即座に行動させる指揮官行動。

即時撤退命令:鮮やかなほどの引き際の良さを発揮し、速やかに全部隊を撤退させる指揮官命令。

残虐攻撃命令:身も竦むような残虐な命令を下して敵部隊の士気を大幅に下げ、破壊活動などを行う指揮官命令。




名前:ファニー 年齢:不明 性別:男性

属性:混沌にして悪


筋力:689 鋭敏性:183

頑健:843 精神力:339

魔力:999 抵抗力:999

感覚:414 才能:―――


特徴:

北欧神話に登場する邪竜ファフニールその人である。

伝承ではドワーフとも小人とも人間とも言われているが、ここでは元人間の“魔法使い”という設定。

リネンにより北欧神話が主軸の世界から伝承通りの死後から召喚された。

彼女を邪悪な道に染めたのも彼であり、魔術を本格的に仕込んだのも彼である。

純真な頃からリネンの傍にいて自分好みに成長させたからか、いつの間にか手綱を握られているほど非常にリネンの事を気に入っている。

肉体は厳密に言えば緻密に再現された魔力で構成されており、本体は既に死しているが本物と遜色がない。

性格は凶暴で邪悪、享楽的で強欲で宝石や金銀など即物的な物を好む。

それでも人間を遥かに超える老練した知性を持っており、その凶暴さだけでなく確固とした理性に基づいて行動する。

独占欲が強く、リネンに虫が付かないように常にセットで行動している。

リネンの近くに彼の姿が見えなくても必ず近くにいるか、別行動していても瞬く間に登場する。


スキル:


“北欧の邪竜” レベル―――

邪悪な北欧のドラゴンであるという事。スキル:“古代竜”をレベル5相当で取得しているものとする。

鋼の如き鱗は“竜殺し”あるいは“奇跡”の概念を持たない限り、傷一つ付けられない。

毒竜として有名なファフニールの猛毒の息吹はあらゆる生命が死に絶え、“不死”のスキルを持っていても防ぐことはできない。

スキル:“古代竜”により神話級の大規模儀式魔術以下のあらゆる魔術の効力を無効化する。

絶大な能力を誇り、その膨大な年月に裏打ちされた肉体は衰えることを知らず。

致命傷を負っても再起不能にまで消耗していない限り、凄まじい生命力で生き延びる。


“古代竜の咆哮” レベル5

ドラゴンの持つ生物の本能に恐怖を訴えかけ、あらゆる反抗の意思を挫く。

彼に敵対する者は、毎ターン事に相手の「100-(能力/精神力+能力/抵抗力)」%の確率で強制的に恐慌状態に陥れ、その上で相手の「100-能力/頑強」%の確率で気絶させる。

恐慌状態にならなければ、気絶することは無い。これは精神防護系の魔術で防ぐことが可能だが、ある程度の練度は必要。

伝説に挑むことが許されるのは、心身が卓越した英雄のみである。


“変幻自在” レベル5

アンドヴァリの指輪の力により、竜形態に変身することが出来る。むしろ竜の状態が本性である。

能力/魔力と能力/鋭敏性以外の能力が三倍になる。上記のステータスは人間サイズの時のステータスである。

ただし、大きさが十メートル毎に能力/鋭敏性が一割ずつ低下する。


“神代の知識” レベル5

伝わる過程で歪められたり誤伝していない、神々が実在した時代の完璧な知識。

現存していない完璧な“魔法”の知識も含まれる。


“アンドヴァリの指輪” レベル―――

持ち主に永遠の呪いを掛けると言うアンドヴァリの指輪の呪い。

黄金を生み出すことができ、一生金銭に困ることが無くなるが、持ち主は恒久的な不幸に見舞われ、必ず非業の死を遂げる。


“最終幻想” レベル―――

幻想種の代表格であるエンシェントドラゴンは地球に存在していないため、彼は竜形態の時にそのステータスが大幅に制限を受ける。

そのあまりにも強大な力には、当然ながら最大級の制限が設けられている。

同時に、ありとあらゆる存在が彼の存在を許容できないと無意識に彼を排除しようと行動するようになる。

この『世界』に、ドラゴンという幻想は存在しないのだ。




名前:ジュリアス 年齢:41 性別:男性

属性:秩序にして善


筋力:23  鋭敏性:26

頑健:28  精神力:422

魔力:31  抵抗力:26

感覚:35  才能:78


特徴:

聖堂騎士団の事実上のナンバー3で、歴代最年少で『管区長』に就任した騎士。

生まれる時代を間違えたような武勇を誇り、前線を退いた今でも積極的に邪悪な異教徒や異端者を倒すべく自ら指揮を執ることもある。

正しい意味で狂信者であるが、神は偶像であるべきと言う考えがあり、その威光を振りまく『カーディナル』を尊敬はしているが良くは思っていない。

本編ではあまり目立たなかったが、典型的な貴族型の魔術師で、神を信じぬ者には犬畜生と容赦なく罵倒もするし慈悲も持たない。

反面、同胞にはどんな状況に陥ろうとも決して見捨てず、部下だけでなく騎士団全体から絶大な信頼を得ている。

無茶な任務に駆り出されたエクレシアを最後まで心配していた。

実は由緒正しい魔術師の家系出身だが、家に反発して出ていき、洗礼を受けた。

彼が貴族型魔術師の思考をしているのはその為であるが、それを感じさせぬほど厳格な性格をしている。

まさしく聖書の正義を体現し、信仰に自らの全てを奉げたような男。


スキル:


“神聖白魔術” レベル4

基督教の奇跡や聖書の伝承を礎にした魔術体系。

黒魔術に対する優位性を持ち、攻守共に汎用性が高く、他の魔術体系に比べ圧倒的な生存率を誇る。

通称、神聖魔術、教会魔術。そう言われたらだいたいこれ。

レベル4は高い信仰心と才能を磨き上げた者にしか辿り着けない領域。


“鋼鉄の信仰心” レベル4

長年における揺るぎ無い神への信仰が鋼鉄の如き精神を作り上げる。

幻覚、精神干渉計の魔術をレベル×20%の確率で無効化する。

この年齢でレベル4は狂信者と言って良いレベル。能力/精神力に400上乗せする。


“魔導の系譜” レベル4

生まれる前から肉体に施された魔術的な改造。魔術の行使を前提とした肉体は魔術に優れた魂を呼び寄せる。

魔術を効率的に運用でき、魔術による負荷を軽減させる。

レベル4はかなりの専門的な技術で施術されていることを意味する。





――――悪魔とそれに与する勢力



名前:アルルーナ 年齢:不明 性別:女性

属性:混沌にして中立


筋力:666  鋭敏性:666

頑健:666  精神力:666

魔力:666  抵抗力:666

感覚:666  才能:666


特徴:

リネンによって召喚された上級悪魔。

その正体はアルラウネの化身が悪魔化した存在で、古ドイツの女神が起源とされているが詳細は不明。

悪魔のお手本みたいな悪魔らしい悪魔で、その感性を人間が理解するのは難しい。

召喚されてから肉体を失い大分弱体化したが、命に負けて消滅寸前まで行ったが、サイリスと使い魔契約を果たして一命を取り留めた。

現在は植物園の管理を任されている。時折サイリスが彼女の知恵を借りることもしばしば。



スキル:


“悪魔の数字” レベル―――

悪魔の特性。全てのステータスが666に固定され、正しい能力が隠蔽される。手抜きじゃないよ!!

名前と正体が暴かれない限り、相手からの干渉は全て偽りのステータスで判定なされなければならない。

また、フィールドが“魔界”以外では、その数値は最大で十分の一まで減少する。


“悪魔の叡智” レベル―――

悪魔の特殊能力。自分の存在に深く関係した知識と技能をレベル5相当で習得している物とする。

また、一度見聞きした情報を、能力/感覚%の確率で思い出すことが出来る。


“呪縛結界・嘆きの森” レベル―――

悪魔が悪魔たる邪悪な奇跡により、自分の圧倒的有利なフィールドに周囲を書き換える。

人面樹の森を形成し、内部の存在に毎3ターンごとに能力/精神力を5%ずつ減少させ、ゼロになると発狂死させる。





名前:プロナウンサーデーモン 年齢:少なくとも500以上 性別:男性

属性:絶対悪


筋力:666  鋭敏性:666

頑健:666  精神力:666

魔力:666  抵抗力:666

感覚:666  才能:666


特徴:

丁度十番目の魔王の時代から約五百年もの間、地上で存在し続けていた悪魔。

最近まで魔界に居たが、この度オリビアの暗躍によりリネンの召喚に応じて現世に復活した。

誰もが彼を『黒き赤文字の悪魔』と呼び、通称が『悪魔』。『プロナウンサーデーモン』とも。

見た目も声も幼いが、その声音は悪意に満ちており、他者を小馬鹿にしたような態度でその爪を隠している。

悪魔としては非常に弱いが、その圧倒的な魔性の魅力に引き寄せられた優秀な従者たちが彼の前に立ちはだかる。

それが長年続いた為か、人材マニアのきらいがある。そして、魂のこもったアイテムのコレクターでもある。

その本質は『否定』であり、人間であることを否定され続けて真実本物の悪魔になってしまったことに由来する。

それ故に自身を絶対悪であると言い回り、自分の美学に則った悪行を続ける。

元人間ではあるが、悪魔だからか感性は妙なところに行っている所もある。

人間は生きているから価値が有ると無益な殺生は好まないが、彼そのものがトラブルの権化みたいなもので、非常にはた迷惑な存在である。

その為、何百人もの人間が彼を排除しようとして返り討ちに遭った。



スキル:


“悪魔の数字” レベル―――

悪魔の特性。全てのステータスが666に固定され、正しい能力が隠蔽される。手抜きじゃないよ!!

名前と正体が暴かれない限り、相手からの干渉は全て偽りのステータスで判定なされなければならない。

また、フィールドが“魔界”以外では、その数値は最大で十分の一まで減少するが、彼にはそれが適用されない。


“奇跡の体現者” レベル-5

主要な聖人が必ず持っていた先天性スキル。

先天的な神聖白魔術に対する才能を上乗せされたり、肉体がある限り永続的な高位の加護が齎されるが、機能してない。

むしろ、否定されることにより逆方向に極まって作用している。

その本質は『否定』であり、ヒトの心に巣食い、浮いた足を掬うことにある。


“絶対悪” レベル―――

人間にして悪魔である存在の特性・・・と、当人が吹聴している。

もし仮に彼が善行を行い、カルマが下がる状況になっても下がることが無い。

自身が絶対悪たる存在であるが故に、属性が“絶対悪”に固定される。


“悪の華道” レベル5

悪の美学。自身の悪行や行動が自分の理念に反する場合、能力低下のペナルティを受ける。

彼が行うあらゆる悪行でのカルマの上昇量が5倍になるが、ペナルティも5倍になる。

彼が悪魔であるが故の特性。


“魔性のカリスマ” レベル―――

魂をも引き寄せる魔性の魅力は、弱き魂を無意識に屈服させ、服従させる。

その甘美な悪に、悪であるが故に人は魅せられる。相手の精神が弱っていれば弱っているほど、虜に成りやすい。

その悪魔的な魅力は、魂の持つ魔具や魔剣を無条件で使用することが出来る。


“鑑定眼” レベル5

価値のある品物を瞬時に見分ける能力。

長年の経験から、一瞬でその品物に込められた想いまでを見破る。

その範囲は物だけでなく、人間にまで及ぶ。

ただし、この能力そのもの真贋自体を見破ることはできない。この能力で測る価値は真贋を超越した領域の物である。


“???” レベル―――

probatio diabolica・・・・。





名前:エリーシュ 年齢:2000年弱 性別:女性

属性:混沌にして悪


筋力:??  鋭敏性:??

頑健:??  精神力:??

魔力:??  抵抗力:??

感覚:??  才能:??


特徴:

その当時の世代に最強の女魔術師に与えられる“魔女”の称号を持つ数少ない人物、通称“砂漠の魔女”。

ダークエルフ最後の生き残りで、魔族からはかつての世界が滅びを迎える際に窮地を救い、“賢者”と讃えられる。

その実力は、勿論最強クラス。かつて大軍隊の討伐を二度も退けている。

『黒き赤文字の悪魔』の従者の一人で、オリビアと並んで最古参。

享楽的な目的を持って彼に従い、その魅力に惹かれて忠誠を誓っている。その忠誠心は、彼が居なくなると抜け殻のようになるほどである。

かなり短気で、自分が嫌ったものは何が何でも排除しようとする、とても残忍で残虐な思考回路を持つ。

精霊魔術が得意な種族なのに石化系の魔術を得意とし、自分に逆らった愚かな人間を傀儡として操り永遠に使い潰す。

幼少期は人間や同族から迫害を受けたことがあり、かなり暗い過去を秘めているが、それを映すのは彼女の昏い瞳の中だけである。


スキル:


“砂漠の魔女” レベル―――

砂漠に住まう魔女の称号にして、彼女の伝承そのもの。

フィールド:“最果ての砂漠”を構築し、圧倒的有利な空間を創造することができる。

その空間では、自身の魔術行使が最短になり、行使した魔術に有利な補正を得られる。


“ギリシア魔術” レベル5

ギリシア神話を元に、その伝承を再現すべく生み出された魔術体系を会得している。

特に彼女はギリシア系の黒魔術に関して非常に優れている。


“対軍戦闘” レベル5

対軍隊戦闘に関する戦闘技能。

自勢力が十人以下の少数であり、敵対勢力が軍隊規模の集団である相手に対して有利な補正を得られる。

最終的な勝率がレベル×5%上昇する。


“魔導書補正” レベル―――

魔導書『石化呪術書』による魔術的サポート。

最適な魔術の選出し、代理詠唱や高速詠唱、魔術詠唱保護を行い、魔術的知識を持ち主に与える。また、石化系の魔術の行使の際に、対象の石化の最終的な成功率を三倍にする。

この魔導書を使用しての石化は、どのような解呪や奇跡を以ってしても直すことができない。

独自の魔力炉を備えており、魔導書自体が能力/魔力:200、能力/精神力50を備えている。


“第二形態” レベル―――

???






名前:グリース 年齢:36 性別:男性

属性:混沌にして中立


筋力:18  鋭敏性:25

頑健:19  精神力:19

魔力:23  抵抗力:21

感覚:22  才能:29


特徴:

魔術連合の“本部”から追放された、元下級階層の魔術師。

元々はそれなりに代の続いた魔術師の家系だったが、没落して今は見る影もない。代々受け継いできていたはずの魔術も失っている。

それでも魔術師の家系として、魔術的戦力として生活費を稼ぐ日々を送っていたが、元来の戦闘狂としての性格が災いし、問題を起こして追放された。ちなみに、弟が何人もいる。

その頃には、すでにその手には魔剣“ストームブリンガー”が手に有った。

彼の行動理念は主人への忠誠ではなく、ただ激しい戦いと強者の渇望だけである。

当人の魔術的才能はそれほどでもないが、魔剣の力を使いこなしている為に戦闘力はかなり高い。

地上で傭兵として各地の戦争へ参加していたが、魔術を平然と使い“本部”に狙われる羽目になり、そこをエリーシュに助けられ、『悪魔』の従者となる。

エリーシュのスカウトした新参の五人ではほぼ唯一の魔術師業界の出身で、荒事担当の実力派。

この度地上で活動していたところ、こっちで荒事に成る為急遽呼び出された。

ある死霊魔術師と、因縁がある。


スキル:


“常在戦場” レベル―――

平時と戦時が存在しない、生粋のバトルジャンキーのスキル。

限りなくリラックスしていても、即座に戦闘に映ることができる。

奇襲による被害を軽減することが出来る。


“戦闘狂・切り込み隊長” レベル―――

接敵から自身の戦闘開始までに時間が経つほど、自身の士気が低下するスキル。

限界まで士気が低下すると、状態異常:バーサク状態になる。

このスキルの持ち主は、敵味方の士気系の影響を受けない。


“獣の理性” レベル―――

このスキルの持ち主は、状態異常:バーサク状態であっても、最低限の戦術的行動を取ることが出来る。

また、自身のリミッターを解除し能力を上げる効果を軽減する代わりに、その効果によるペナルティを無効化することができる。






――――???



名前:ウェルベルハルク・フォーバード 年齢:少なくとも3000以上 性別:男性

属性:混沌にして善


筋力:8   鋭敏性:9

頑健:9   精神力:999

魔力:82  抵抗力:18

感覚:480  才能:230


特徴:

嘗ては四番目の魔王を仲間と共に倒し、その後も魔術を極め数々の伝説を残した稀代の魔術師。

その暴虐性と圧倒的な魔術に敬意と畏怖で誰もが彼を『黒の君』と呼ぶ。

その二つ名に相応しく、気に入らない相手は即座に排除すると言う短絡的な性格をしている。

その最もたる物が、彼の悪口を言っただけで自動的にその人間に回避不可能防御不可能の雷撃が落ちると言う自動魔術の存在である。

当人も、自分で自分をガキだと明言している。

だがそれを押し通せるだけの絶大な実力があり、彼を知る者はそれを恐れている。

独自の道徳観と倫理観を持っており、分かりづらいが正義感も持ち合わせている。

しかし、基本的に人間というか他人が嫌いで、お喋りだが同時に皮肉屋で、口を開けば暴言を言い他人を寄せ付けない雰囲気を持っている。

当然ながら、魔術の造詣について右に出る者はいない。彼の魔術知識は一つの『世界』と言えるほどで、世界中の魔術師たちに影響を与えた。

彼は恐怖と畏怖と共に彼は語られるが、同時に不死を極めすぎて自ら死ぬ方法が分からなくなったと言う話は有名である。

魔術の事柄に関してほぼすべての元凶とも言える存在で、リュミスの嘆願を受け、魔術師たちの住む『本部』を地球に移住させた張本人でもある。

それまでは法則が非常に安定しているこの地球で、自分の作った魔具や魔導書をばら撒いて観察実験を行っていた。

その中には使い方次第で世界の法則を崩壊させるような代物もあり、彼がこの世界に対して抱いている思いが窺える。

『本部』の上層部では死んだと噂されていたが・・・?


スキル:


“総合魔術” レベル5+

自身が考案した汎用性の高い魔術体系を組み合わせた非常に習得難易度が高い魔術体系を会得している。

複数の魔術の概念を理解していることが前提なので、膨大な年月が必要。

創始者なので当然極めつくしている。レベル5+は彼の掲げる“万能なる究極”と言う概念に到達していることを意味する。


“万能なる究極” レベル―――

彼の師が提唱した概念で、つまるところ全知全能のこと。魔術の最終到達地点の一つ。

一つの魔術体系を極限まで究めつくした証である“創生魔術”の行使を可能とする。

また、どんな肉体的及び精神的制約下においても完璧な魔術の行使を可能とする。

その究極の魔導は、能力/精神力を999、能力/感覚を450上昇させる。


“不死” レベル―――

何らかの魔術によって不死身になっている。

不死の魔術を専門的に研究し、それを極めている。

が、なぜか現在は機能していない。


“不朽の英雄” レベル―――

破滅することなく英雄を続けられていた者に与えられる称号にして呪縛。

人類の手に負えない災厄が訪れた時、最優先でそれの鎮圧をする義務が生じる。

極まれば、自身で死ぬことすらも許されない。そう言う風になっている。

が、現在はなぜか機能していない。


“禁断の叡智” レベル5

人間が普通に生きていく上で、絶対に手に入るはずの無い知識をどれだけ保有しているかを示す技能。

魔術師なら誰でも少なからずそう言う知識は持っているが、これは一つの技能と言えるだけの豊富な知識量を持っているという事。

この知識は全知全能であろうと、範囲外の知識である。

レベル5なら、この世界のルールがどのように運営されているか、全てを諦められるくらいに理解してしまっている。





名前:オリビア・“スカーレット” 年齢:不明 性別:女性

属性:秩序にして中立


筋力:不明  鋭敏性:不明

頑健:不明  精神力:不明

魔力:不明  抵抗力:不明

感覚:不明  才能:不明


特徴:

“緋色の魔女”と称されるあらゆる次元を超越した魔術師。

その目的と行動原理の全ては己の嘗ての主人である『黒き赤文字の悪魔』への従属にのみ注がれる。

この話では己の主人の復活の為に暗躍し、まんまと成功させた。

人類の中でも非常に特別な存在で、能力が非常に尖っており、彼女自身途轍もなく強大だが出来ることが非常に限られている。

しかしその実力は、一度だけなら『黒の君』でさえ完全勝利を得られるほど高く、現に彼女の登場時には既に彼を一度破っている。

時空間を超越した凄まじい年月の放浪の末に、性格と言えるものは殆ど残っていない。

彼女にとって絶対なのは、自身の主人の言葉だけである。そこに彼女自身は含まれては居ない。



スキル:


“既成概念付与魔術” レベル5+

彼女のみが扱える独自の反則的魔術。エンチャットの一種だが、その効力は一線を画す。

彼女が知覚したことのある魔術、魔具、魔剣の能力を“概念”として認識して、任意の物体に再現して付与することができる。

つまり、彼女はやろうと思えば伝説級の魔剣や魔具を量産できる、魔術師泣かせなチート魔術。

逆に言えば、彼女はこれしかできないし、制限が割と多い。

ただしその魔術に物体のキャパシティが耐えられるかどうかは別である。

レベル5+なので、一つの魔術体系を極限まで究めつくした証である“創生魔術”の行使を可能とする。


“永遠の矛盾” レベル―――

彼女の特性。一種の完全性。

彼女はあらゆる魔術の矛盾的反動を受けるけることが無い。

どんな無茶な魔術行使でも彼女に負担にならないし、有利不利に拘わらずあらゆるフィールドの変化による状態変化をも受け付けない。

彼女はこの世で唯一矛盾を許された存在故に、全てにおいて矛盾している。


“未来視” レベル―――

本来なら千里眼の一種としての未来視ではなく、生来の技能としての未来視。

数十秒先から一年ほど先までを任意で、現状で最も可能性が高く回避しづらい未来が右目に映すことができる。


“禁断の叡智” レベル5+

人間が普通に生きていく上で、絶対に手に入るはずの無い知識をどれだけ保有しているかを示す技能。

魔術師なら誰でも少なからずそう言う知識は持っているが、これは一つの技能と言えるだけの豊富な知識量を持っているという事。

この知識は全知全能であろうと、範囲外の知識である。

レベル5+なら、彼女にのみ許された唯一の秘術を持って、全能ですら及ばぬ彼方へ到達できる。


“魂の誓約” レベル―――

『黒き赤文字の悪魔』の従僕として契約したことで得たスキル。彼の象徴する魔剣の効力。

死しても決して転生することが無く、神の救済を得ることが決してできなくなる。

しかし、肉体が滅びても、魔剣を媒体に決して己の主人から魂が離れることはない。




―――――

テンプレ。何か要望で追加してほしい能力値が有ったらどうぞ。



名前: 年齢: 性別:

属性:


筋力:  鋭敏性:

頑健:  精神力:

魔力:  抵抗力:

感覚:  才能:


特徴:


スキル:








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