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7話 ヒールvsクロリィ 【始まり】

今回けっこういいんじゃね?


モチベ死

ヘルゾディックとカゲヨシが戦っていた時。別の場所ではまた別の戦いが始まろうとしていた。


木々の間を光が通っているその空間で、二人の男女が真正面から向き合っていた。その距離、実に十五メートル。


いまから始まる戦いは正々堂々と、誇りをかけて行われると思っていたその場で、静寂に包まれていたその場は耳を覆いたくなる大きい音で、戦闘は始まった。


最初に仕掛けた――だまし討ちにしたのは向き合っていた男。その男は髪と瞳は白色でヘルゾディックとは違った雰囲気、気品を感じさせるその男はまるで合っていない口調で言った。


「まさか不意打ち程度でズルだ何だというつもりじゃあないよなあ。……ん?」


煙が晴れた先には立ったままの女が男を射抜くように見ていた。


「私は……クロリィ。……あなたは?」


「おいおい、まさか俺に名乗らせるつもりか?そんな騎士ごっこに俺が付き合うとでも。」


「名乗ったら……名乗り返すの……礼儀。……もしかして……恥ずかしいの?」


その言葉を煽りと受け取った男は額に青筋を立て、口元をピクピクと震わせていた。


「ああいいぜ、言ってやるよ。俺はヒール。これで満足か?」


「うん。……じゃあ……始めようね。」


次の瞬間、クロリィは背に掛けていた大剣を引き抜くと、その場で大きく大剣を振り下ろした。ヒールはそれを本能で危険だと悟り、右に跳躍した。


すると、クロリィが大地を切ったとき、斬撃は伸びるように大地を切り裂いた。しかし、ヒールはそれに目を向けることなく、人差し指をクロリィに向けて指した。


「バン‼」


そういうと、何かが音速より早くクロリィに向かって飛んで行った。クロリィもそれを避けようとしたが、少し遅く頬を掠めてしまう。


「今のはほんの挨拶だ。ふっ、お前は挨拶を避けることもできんようだな。」


「んっ……」


クロリィは人差し指をヒールの足に向けて指した。そこには切り裂かれたのであろう、靴がほんの少し切られていた。


「挨拶……避けれて……ない。」


「……オーケー。お前はただでは殺らん。NTRのタグがないのにあったときの叫びたくなるほどの苦痛をお前に味合わせてやるよ。」


ヒールが両手をバッと開くと、空中に鉄の筒のようなものがたくさん出現した。


「冥途の土産にいいことを教えてやる。俺の能力は『銃器を操る能力』。形が残らないほどの銃撃の雨を食らうんだな‼」


数十の発砲音が辺りに響いた。しかし、その弾は壁に阻まれたようにその場にカラカランと音を立てて落ちた。


「わたしの……能力……『あらゆるものを断ち切る能力』。……それで……空間を切った。……ない空間で……物は動かない。……あと……鉄は……食べられない……よ。」


クロリィは落ちた弾を拾いあげ、首をコテンとして言った。


「最近は無口キャラが人気だからお前のキャラづけも納得だ。だがな、俺は天然キャラが嫌いなんだよ。」


「うん?」


ヒールは肩を震わせ、その態度からでない言葉ランキング上位の言葉を言った。


「俺は……ツンデレヒロインが好きなんだよお‼死ね、天然無口系銀髪ヒロインがあ‼俺はツンデレしか認めないぞ‼」

ツンデレキャラは絶対描かない。絶対俺の性癖まみれになるから。


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