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淡彩に轍/詩集その2

Yes or No

作者: 浅黄 悠

何もかも変わってしまうように思えるけど

こう思ってみたらどうだろう

どうあろうと僕はずっと僕のままなのだと


何もかも失っていくように思えるけど

こう思っていたらどうだろう

いつでも今を精一杯生きているだけなのだと


何もかも忘れてしまうように思えるけど

きっと記憶よりも深い所でそれは刻まれている



それでいうのなら世界は

傷だらけの空

正しくない激流

まだ狭い宇宙

汚れきった海

退屈に繰り返される昼と夜

回答のない生き様ばかり


どうして傷の無い人間がいて

正しさと間違いがあって

退屈な人間と面白い人間がいて

大人と子供がいるのだろう



なぜ僕は

悲しいことだけ覚えようとしているの

なぜ私は

人を軽蔑することでしか息ができないの

なぜあなたは

そんなに必死になって自分を否定しているの

なぜ僕らは

これほど自分の信念に引きずり回されているの


なぜあの人は

あれほど自分を正しいと言ってばかりいるの

なぜ彼らは

毎日誰かを糾弾したがるの

なぜ人は

何でも二つに区別したがるの



回答を求めるのも

こんな事を思うのも

きっと正しくはないけど

間違いでもない


僕もあなたも彼らも生きていける

死ぬこととはまた別の話





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