Yes or No
何もかも変わってしまうように思えるけど
こう思ってみたらどうだろう
どうあろうと僕はずっと僕のままなのだと
何もかも失っていくように思えるけど
こう思っていたらどうだろう
いつでも今を精一杯生きているだけなのだと
何もかも忘れてしまうように思えるけど
きっと記憶よりも深い所でそれは刻まれている
それでいうのなら世界は
傷だらけの空
正しくない激流
まだ狭い宇宙
汚れきった海
退屈に繰り返される昼と夜
回答のない生き様ばかり
どうして傷の無い人間がいて
正しさと間違いがあって
退屈な人間と面白い人間がいて
大人と子供がいるのだろう
なぜ僕は
悲しいことだけ覚えようとしているの
なぜ私は
人を軽蔑することでしか息ができないの
なぜあなたは
そんなに必死になって自分を否定しているの
なぜ僕らは
これほど自分の信念に引きずり回されているの
なぜあの人は
あれほど自分を正しいと言ってばかりいるの
なぜ彼らは
毎日誰かを糾弾したがるの
なぜ人は
何でも二つに区別したがるの
回答を求めるのも
こんな事を思うのも
きっと正しくはないけど
間違いでもない
僕もあなたも彼らも生きていける
死ぬこととはまた別の話