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短歌(雑然3)

作者: quiet



幸せは自分で決めるものだから心の整形外科に行こうね



あなたあんまり綺麗なお花だから、わたし蜂でも熊でもいいわ



だめだこれ部屋に落ちてた髪の毛もしっかり君の匂いがしてる



ありもしない夕陽に包まれてた頃は匂いも味もちゃんと知ってた



最低の愛ってどんな愛ですか? 私のじゃない自信はあります



ピアノなら調律させてほしいわけ リコーダーならごめん今のなし



全体が丸まっている 太ってるわけではないよ 傷つかないから



燃え尽きて灰になったのとは違う燃える前からもう灰だった



今はまだ空の色すら知らなくて絵具を混ぜて想像してる



鳥型の守護霊憑いていますけど、どんな鳥かも知りたいですか?



額縁に閉じ込めたままのあの日だね わたしいまだに出てこれないや



昼のうちふたりでつくったあわだけを夜のプールのライトで照らそ



みえっぱり。蛙のくせに海を見て、絶望してる。みのほどしらず。



フラれるを愛し終わると言い換えて、どっと老け込むこれは悪手だ



コーヒーとコーヒーゼリーはどう違う? 震えだけならわたしも負けない



大丈夫最終的には夢になる幸せだとか笑顔だとかが



おしゃべりも度が過ぎてるとうざいかな? キスに意味とか込めないタイプ?



うわマジでこんなのマジで燃えるんだ大切だとか言われるくせに



この雨が埃を溶かしてくれるから空は綺麗で、私は汚い



まあそんないきり立つなよあいつもさ死んだらお前に似てくるわけだし



どうですか、ここの仕事はもう慣れた? よかったそれじゃ、もう帰れない



うわあああ超好き大好きめっちゃ好き!!!!相手は特にいないですけど



( ;∀;)←これなんて読む? 『君が好き』? 君がいいなら、それでいいけど……



この空の下でみんなは繋がっただからどこにも逃げ場はないよ



人生はまるでパーティみたいだね! 片付けてるとき特に似てるよ



一人でも生きていけるよほんとだよ? 生きる気自体はそんなないけど



純情な少女のポーズは決まっててとにかくお前は酷い目に遭う



大きめの岩から先に入れたから砂はまだまだ入るよ やめて



モスキート音リフレインそうやって夏の夜のフリしてるたましい



そういえば止まない雨もありますよ死にかけてるとき降ってくるやつ



不老不死になったくらいで泣くなよなクラゲが光る方がすごいぞ



おめでとうハイパーフィーバータイムですどんどんぱふぱふギガ無力感



濡れているけど外で雨が降ってるわけではないよ安心してね



月ばかり満ちていく夜底抜けて何かばかりが消え失せていく



あなたの手とってもあたたかいですね事前にコンロで焼いときました?



私まだ何でもなれるだってまだ一秒先は生きてそうだし



グッドバイってチョコチップクッキーみたいな響きだね 失敗作だ



青虫がラップの下で潰れてる 蝶の見ている夢がよかった



洗濯機のスイッチを押す不幸にも何かが綺麗になってしまった



早く死にたいってお前それちゃんと生きてるやつが言う言葉だよ



クリアしたゲームがずっと続いてるグッドエンドの文字が褪せてく



お前また嘘を吐いたろだってほらみんなしあわせそうにしている



いやまあさ、それは確かに嘘だけど嘘じゃなかった方がいいだろ?



チルチルとミチルじゃないから旅に出て帰ってきても何もなかった



お前まだ幸せになる気でいるの?いいじゃんそれってなんか夢だね



うーんまあ妥協しようか人よりも笑顔が明るく素敵なとこは



今日はぼくときめき過剰で死ぬつもりで来ていますから喪主はよろしく



今日はAEDのないルートですわかりますよねキスしてください



数学は役に立たないなんてこと宇宙ができたら言えなくなるぞ



「コズミックハンバーガーってなんですか?」「店にときどき落ちるやつです」



この身体なんか生き物くさいから返品したいんだけど間に合う?



「東京の変な女に気を付けろ」八足歩行が迫って、跳んだ



人生が百回あったら一回はダメになりますこれが証拠だ



ないならばないでもやっていけますよていうか心はない方がいい



あれ、好きなタイプの話でしたよね? よかったそれなら君で合ってる



今はまだレベルアップの最中で現実からは目を逸らしてる



朝焼けにつられ僕らは往くだろう誰が引いたか知らない線路



幸せは失ってから気付くから怖がらないで生きていけてる



月が目の前にあっても光らないそりゃそうだけどそれは傷付く



才能の無さを歌ったミュージシャン一瞬無音になってる世界



頑張って明るくなったはずなのにどんどん暗くなるね空かな?



チョコレート混じりの雨が降りました わたしも傘を忘れてました



春のうたばかりながれる有線で冬のおわりが笑われている



夜が明ける前がいちばん暗くなる 眠る端から朝が来まくる



あ、なんか仕事やめたいやめよかなやめたらたぶん死ぬんだろうな



昔から不安と付き合うのが上手いなにせ一度も別れていない



好きな人同士の好きが大嫌い(好きがマイナスである証明)



となりあうきみの背中は小さくてどこかに置いていかれたみたい



白いとこ踏んで歩いた帰り道 汚れた雪で影しかないや



必要とされてないのに傍にいるやさしい気持ちと呼んでください



君がもう隣にいない寂しさを歌いたいけど根が明るくて



神田川沿いの桜を見つめてるなんか普通の人みたいだな



アイコンが可愛すぎると評判で人に合わせる顔がないです



黙ってるからっていい気になるなよなお前も喋ればこんなもんだぞ



こんばんは、いい夜ですね だって今僕が誰だかわからないでしょ?



限界は近いしすごく緩慢な速度で僕を取り囲んでる



大丈夫破滅は遠い距離にいるこっちに走って来てはいるけど



人からは笑顔がいいねと言われます何もわかってないとき特に



これからは好きなことして生きていくはい尺余りピーーーーーー



頑張って生きてるつもりでいたけれど僕だけ異常に汗が少ない



もう行こう明るくなるまで待ったって、エンドロールに僕はいないし



最近の子供のことがわからない全員俺と同じに見える



透きとおる運命線のおかげです 明日に期待してられるのは



五メートル下であなたの夢を見る修学旅行の深夜六時



目の前のきみを抓ればわかるかなこれがいったいどっちの夢か



寝室に甘い匂いが立ち込めるだれにかがせるわけもないのに



深刻なことはひとつもありません涙もなんか薄いやつだし



お風呂場に頭痛の種を蒔いているわたし友達これしかいない



傷付けることに躊躇はありません幸せになる資格もないな



厭らしい未来図ばかり見せられて現在位置を詰られている



別に今生きる理由もないのだし少し眠って考えてみよう



連ドラの最初のとこを見逃してわかんないまま苦痛に耐えてる



ここがきみの生まれ育ったまちなんだ憎めるようなものすらないね



かみさまにせっかくもらったたましいに名前をきざむ 脱出速度



僕たちが共有してた悲しみが時間が経って彼岸に見える



ピアノのシだけがずうっと響いてる 沈んで音を出し続けてる



僕が息していた部屋でカーテンが揺れ続けてる もういいのかな



いつからか消えた天使がいまどこかちがうだれかと笑うゆめみる



なにげない日々じゃなかった 朝焼けは僕らに永遠を降り注いでいた




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