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3話


部長に話をしてから…一週間。



瑠奈ちゃんが、部長の家族に引き取られる事になった。



何と前任の部長が社長の弟だったらしく、引き取るらしい。



そして、瑠奈ちゃん…いや…瑠奈とのお別れの日。




「元気でね…」


「まぁま?」



私を母親と勘違いしたまま、瑠奈は部長に引き取られて行った。




翌日。


出勤すると、部長が私に瑠奈を渡し…



「やはり、夜宮に引き取ってもらいたいんだが…」



そう言った部長は、凄い隈が出来ていた。



「昨日、帰ってからずっと泣き止まなくてな…。夜宮が来るまでずっと泣いていたんだ。」



そうなのかと、瑠奈を見たが…笑顔だ。



「本当に夜宮には、申し訳なく思うし今後支援する。だから、瑠奈を引き取って育ててくれ…」



部長が珍しく頭を下げた。




「養育費だけ出して下さい。後は、自分で何とかします。この子が、自分の生い立ちを知りたいと言うまで、部長達や元部長の事は何も教えません。」



「…分かった。」



「部長達も私が、教えるまで教えないで下さいね。後、この子は今日から私の子です。実の子として育てますから…、後悔しても遅いですからね?」




私は、こうして瑠奈の母親になった。





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