橘君の奮闘記
どなたか俺の悩みを聞いてください。
4月に晴れて高校生になりました。ですが、もう辞めたいです。
というのは、この学校は悪魔の巣です。
某漫画のカラスの学校のモデルなのではないかと思うほど、大変やんちゃ(オブラートに包んだ)な学校なのです。
こんな学校がある事に驚きを隠せません。校舎の窓にひびが入っているのは当たり前。壁のいたる所にわけのわからない落書き。「喧嘩上等」「○○参上!」etc......誰に言っているのでしょう?「○○ぶっ殺す」直接本人に言ってください。
日常的にあちこちで喧嘩が勃発しています。目があっただとか、肩がぶつかったなどその理由は千差万別。俺には理解ができません。
俺は何の罪で、こんな罰を受けているのでしょうか?罪ならあるか・・・・・・。
中学校を卒業し、希望を胸に楽しい高校生活を夢に見ていただけなのに。そして、今一番やっかいなのは、学校に行くたびに喧嘩を売られていることです。
「橘ー、タイマンはれやー!!」
朝からこれは疲れる。しかも、誰かも知らない。唯一、わかるのは同じ学校という事。
「はぁー、嫌だよ。というか、お前誰だよ?」
「俺は一年C組の荒木健吾だ!柏木三中を締めてたのは俺だー!!」
こいつらは、大声でしゃべらないといけない生物なのか。普通の音量で充分聞こえる。
「悪い、知らない。というか、遅刻するからまた今度。」
と言い残し、荒木?とかいう奴の脇を抜けた。
「し、知らっ!!ふざけんなー!!」
脇を抜ける瞬間、怒った荒木?の拳が飛んでくる。
その手首を掴み、その勢いのままに転ばす。
転んだ荒木?の顔の前にしゃがみ、忠告してあげる。
「そんな大振りのパンチじゃ俺には当たらない。放課後に相手してあげるから、またな」
「あ、自己紹介からよろしくね。最近、いろんな人から喧嘩売られて覚えきれてないから」と、こんな感じで毎度、喧嘩を売られている。




