第1話「パルツェ王国での暮らし」
アルファポリスにて先行投稿されていますよかったらアルファポリスの方も見て行って欲しいです!タイトルは同じですm(*_ _)m
パルツェ王国にあるお城のとある一室で…
「ステルス!」と長女の姉ミアが叫んだ瞬間
目の前に合った机が消えた
「へっへーんどんなもんよ」自慢げに魔法を披露するミアに対して「そんな初歩的な魔法を自慢げに披露してて恥ずかしくないのか」と返したのは長男のレイだ
「でもでも~ここにはこんな簡単な魔法も使えない子がいるよね?」ミアがそういったと同時に10個の瞳が私に向いた
私は居心地が悪くなりすぐさま部屋から飛び出した
私には兄弟達と違って才能がない
最近私が取得した魔法だって兄弟たちが5歳の頃にはもう使えた魔法だどんなに頑張っても追いつけない私が進んだ道の倍を行ってしまうそのせいで兄弟や親に見下される毎日
「私にも才能があったらよかったのにな」
神様は酷い6人のうち5人だけに才能をあげるなんて不公平だそんな事を思いながら毎日を過ごしていた
「よーし今日も頑張っていきましょー」涙が零れそうだったからわざと明るく独り言を言った
私は1人で森へ行き毎日毎日魔法の練習をしている少しでも皆に追いつくためにその一心でひたむきに練習を続けた
日も暮れてそろそろ城に帰ろうとした時
ガサガサと茂みがら揺れている事に気づいた
何か動物かなと思い近づいてみるとそこに居たのは金髪の天使のはねがある自分と同じくらいの少女が倒れていた
「どうしました?大丈夫ですか?」
そう言い近づくと少女がガバッと起き上がった
金髪で青色の瞳そして天使のはね人間では無さそうだ
天使は人を食べたりするのだろうかもしここで襲われたら逃げられるかな…そんなことを考えていると天使の女の子が話しかけてきた
「だれ…?」と不安そうに呟いた
「私はシェリル・マーティンよ」
ご丁寧に忌々しい姓まで答え名前を聞き返した
「ルシフェル」
ルシフェル…ここら辺じゃ聞いたことない名前だ
見た目からして天使?だろうけどなんでこんな所にいるのだろうかパルツェ王国に天使がいるなんてうわさ聞いたことも無い
「どうしてここで倒れていたの?」
一応意思疎通は出来るっぽいから話をしてみようと思う
「分からない気がついたらここにいたの」
1番困る返答が来たここでどう返すべきだろうか気がついたらここにいた?自分の家の場所は分かるのだろうかそもそもパルツェ王国に住んでいるのか…?
「貴方は人間なの?それとも本物の天使なの?」疑問に思いとうとう聞いてしまった
本物だったとしたら失礼じゃないだろうか
機嫌を悪くして食べられてしまったらどうしよう怖い
「うん!そうだよ!私天使なの」
意外と怒らず笑顔で答えてくれた
まさかこの国に天使がいるとは思いもしなかった。けどこの子は森で1人で大丈夫なのだろうかまだ見た目的に13かそこらであろう女の子が森で1人は危険じゃないだろうかそう思っていると
「大丈夫!私魔法が使えるのだからこの森にとりあえずの家を作るわ」そう元気に答えた
この子も才能がある子なのかな
「そう魔法が使えるのねならよかったまた明日も来るからまたね」そう言い今日は城に帰った
そういえばさっき1人で危険じゃないのかって言葉に出てたっけな心を読む魔法でも使えるのかなでもそんな高度な魔法が使える人なんて…それに天使と言ってもあんな幼い子が使えるわけないかな考えすぎ…だよね!きっと声に出ていたんだそう思い込み私は眠りについた
今思えばルシフェルと出会った時から災厄な事件は始まっていたのかもしれない